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製品・IT
Hacobuとライナロジクス 業務提携を発表
2020年5月14日
物流ベンチャーのHacobu(佐々木太郎社長、東京都港区)は4月15日、配車システムを手がけるライナロジクス(朴成浩社長、千葉県市川市)と業務提携を行うと発表した。また、この発表は緊急事態宣言を鑑み、オンライン上で行われた。
今回の業務提携では、Hacobuが開発する自社アプリケーションの動態管理サービス「MOVO Fleet 」やトラック予約受付サービス「MOVO Berth」と、ライナロジクスの完全AI自動配車システム「LYNA CLOUD」の連携を計画している。両社のアプリケーションを組み合わせることで、待機時間削減など生産性の向上や車両の効率的な運行を行えるとしており、年内での連携サービス開始を目指す。
Hacobuでは、「MOVO Fleet 」や「MOVO Berth」をはじめ、様々なサプライチェーンの課題解決アプリケーションを自社で開発しており、佐々木社長は「かねてより、ユーザーから『配車システムと組み合わせることができないのか』という要望を受けていた」とし、「そのことが今回の業務提携につながった」と話している。
一方、ライナロジクスは、物流企業の多くで、勘と経験によって判断している配車の部分を、コンピューターに判断させる自動配車システムを開発している。朴社長は「配車にとって物流情報と地図情報は重要で、さらにそれらの情報は運行する上で密接に関わっている」とし、「今回の連携では、Hacobu社のプラットフォームに蓄積された物流情報を得ることで、ユーザーに最適な計画を立てることができる」と話し、連携によりさらに使いやすい充実したサービスの提供ができるとしている。
今後は、両者の各種サービス、そして連携をさらに強化し、それぞれのサービスの強みを生かし、物流業界全体の最適化のために相互に協力していく。
◎関連リンク→ 株式会社Hacobu
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