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製品・IT
荷崩れ防止に「パレット・サポート」「ラック・サポート」
2009年2月27日
ストレッチフィルムに代わる「荷崩れ防止」用の製品が脚光を浴びている。
そのなかでも、エコネット(東京都港区)の「パレット・サポート」は特許を取得しており、さらに産業資材試験センターでの磨耗強度検査を行い、商品に万全を求めている。須藤達夫社長と栗田忍取締役に話を聞いた。
パレット・サポート(左)とラック・サポート
特許を取得している「パレット・サポート」に加え、「ラック・サポート」もラインナップにそろえる。「ラック・サポート」は、イトーヨーカ堂の生鮮部の承諾を得て出入りの物流事業者への導入を進めているうちに、ほかの業者・荷主にも普及が進んだという。
ユーザーが最も魅力に感じるのはコスト面。「ストレッチフィルムは1回ごとに捨てなければならず処理費用もかかるが、『パレット・サポート』『ラック・サポート』は1000回もの使用に耐えられる。5年以上使ってくれているユーザーもいる」(須藤社長)。
同社は製造・販売も自社で行い、製品のコストダウンも実現。「在庫を持たず、受注してから製造を行う。納品までに1-2か月はかかってしまうが、その分、価格は低く抑えることができている」と栗田取締役。
なお、販売価格は「パレット・サポート」が1枚4400円、「ラック・サポート」が3500円。「ストレッチフィルムの価格は変動があり、われわれの製品も使い方によって使用可能回数が変わってくる」としたうえで、「一梱包あたり約15円のコスト削減」を目安として(同社HPで)提示している。
作業性の高さも強みの一つ。「結ぶ」などの作業はなく、ベルトをワンタッチで固定できる。「パレット・サポート」は縦方向の棒がダンボールを固定する仕組みになっており、ゆるみも発生しない。栗田取締役によると、「いまのところ『荷崩れした』などのクレームは1件もない」という。
もちろん、使用済みストレッチフィルムの発生をなくすことで、CO2排出量の削減にも寄与。環境対策とコスト削減、いずれにも貢献してくれる製品と言えそうだ。
同社HPは、http://www.econet-web.com/ -
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