-
製品・IT
イージスワン 「AEGISAPP運送業2」に新機能を搭載
2020年8月18日
イージスワン(東京都千代田区)はこのほど、クラウドサービス「AEGISAPP運送業2」に新機能「運行指示書自動作成機能」を標準搭載するなど、バージョンアップを実施した。鶴田由規夫社長は、「運行計画を作成したり、運行指示書を作成・印刷するシステムはこれまでもあったが、配車依頼データを基に運行計画を作成し、運行指示書が自動で作成できるものはなかった」と自信を示す。
今回のバージョンアップでは、運行計画作成時に、積込指定時間や2地点間の運転時間など、各種整合性のチェック機能を備えた。指定時刻に到着できない計画や早すぎる到着、4時間以上の運転時間が想定される場合は、エラーメッセージが表示される。運行計画は車両端末に送信され、変更があった場合も保存・送信できる。2地点間の所要時間の計算には、ユーザー企業が蓄積した過去のデータを平均化。休憩地のデータも自動集積する。
同社長は、「運送会社にとって、運行計画は重要な業務の一つ。そこに問題があれば、全ての業務に支障が出るため、今回の新機能を搭載した」と切り出す。「運行計画を作成するには経験を積む必要があり、『指定時刻に到着できるか』といった計算などに多くの労力が割かれていた」とし、「システムが補助することで、労力を減らし、ミスも大幅に減らせる。控えめに言って、配車担当者さんの労力を30%は軽減できる」という。
「このシステムを開発したきっかけは、『中小の運送会社が買えるシステムがない』『高い』という声を聞いたから。解決するには、受注生産ではなく、汎用システムを作るしかなかった」とし、「売れないリスクをとって、安さとクオリティを兼ね備えた汎用基幹システムを作ることにした」と振り返る。
鶴田社長は、「今後も法令順守、Gマーク取得、ホワイト物流宣言など、急務とされている運送会社の業務改革に対応できるオールインワン型のシステムを目指し、新機能を拡充していく」と語った。
◎関連リンク→ 株式会社イージスワン
関連記事
-
-
-
-
「製品・IT」の 月別記事一覧
-
「製品・IT」の新着記事
-
物流メルマガ