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製品・IT
大煌工業 ダンプ用荷台シート、手動式巻き上げ装置販売
2020年10月9日
大煌工業(山下将弘社長、埼玉県川口市)では、ダンプトラック運転者の安全性確保のため、大林道路(福本勝司社長、 東京都千代⽥区)と2018年11月にリリースしたアスファルト合材運搬車両の荷台シート電動式巻上げ装置「オートシート煌(きらめき)」の共同改良を進め、⼿動式巻き上げ装置として改めて販売を開始した。同製品は特許出願中。
アスファルト合材工場からダンプトラックが合材を積み込み、⼀般公道を走行する際、合材の⾶散や温度低下を防止するため、荷台に保温⽤シートを掛けることが⼀般的だ。シートの掛け外し作業は運転者自身が行うが、10トンダンプの荷台は高所で足元が不安定となるため、転落の危険性があり、重いシート格納作業の負担や100℃を超える⾼温の合材による火傷などの災害を引き起こす要因ともなっている。
2018年11月にリリースした電動式巻き上げ装置では、シート掛け・シート外しに時間を要し、シート格納作業にも⼿間がかかるという難点に加え、取扱者(運転者)は労働安全衛生法で規定された「巻き上げ機運転特別教育」の受講が必要という問題があった。
今回改良した⼿動式巻き上げ装置では、シート掛け・シート外し作業を短時間で完了させることができる。また、ダンプトラック荷台前方上部に配置された巻き取り軸からシートを引き出しまたは巻き取るため、シート格納の⼿間を排除することが可能となり、「巻き上げ装置特別教育」の受講も必要ない。
同装置に標準装備されたシートには新素材(特殊合材シート+アルミ箔シート)が採用されており、従来のシートに比べて保温性・防水性に優れ、かつ軽量であるため、手動作業の負担にならないように配慮されている。販売価格は35万円から(税抜き・送料別)。
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