-
製品・IT
モトローラ・ソリューションズ ブロードバンド無線サービス「WAVE PTX」を物流事業者に提案
2020年9月14日
モトローラ・ソリューションズ(東京都港区)は、物流事業者向けに、日本全国で使用可能なブロードバンド無線サービス「WAVE PTX」の提案を始めた。同社では、今年6月に車載型無線機「TLK150」を発売。チャネル事業本部の小林広高本部長(写真上)は、「従来の無線サービスでは電波が届かなかった所でも、携帯電話が通じるところであれば、どこでも使用できるため、移動範囲が広く、かつ、様々な現場へ配送される物流企業にお勧めしている」と語る。
同シリーズについて、「業務用無線の使い易さと広範囲で使用できる携帯電話のネットワークを融合したもの」と切り出す同氏。「鮮明でクリアな音声はもちろん、全国どこでもメンバー同士の位置情報を確認でき、常に接続できる利点は大きい」と語る。
ジャパンプロダクトマネージャの松田保氏(写真下)は、「当社無線機のグローバルでの現在のシェアは約7割。数百万人規模で使われている実績とノウハウがある」とし、「業務用に最適化しており、ボタンを押して話し始めるまでが速いことや帯域が広く、アナログ無線より音質が良いことで評価頂いている」と胸を張る。
車載型の同製品に加え、スマホで利用できるアプリや管理コンソールも用意。ネット回線と標準的なブラウザがあればどこからでも利用が可能。「マルチメディア対応のメッセージの送受信だけでなく、GPSでの位置情報のマッピングによる動態管理を含めた活用を提案している」という。「『連絡手段としてはスマホで十分』という声も聞くが、ドライバーが利用される場合、シンプルなボタン操作の無線機の直感的なインターフェースは、安全面での利点は大きい」。
導入費用は回線開通費として1台あたり2500円(税別)。月額利用料は同1800円(同)。管理コンソールは1ライセンスにつき月額5000円(同)。設置とアフターサービスなどは、「実績や知識に精通している」販売パートナーが担当する。
将来的にはTMSなど他のシステムとの連携も視野に入れている。小林本部長は、「API連携なども今後は実現させていきたい」と先を見据える。
同社では、プッシュトークを「PTT」ではなく、「PTX」と表記。「PTTをさらに発展させたのがPTX。Xには『エブリシング』や『エクスペリエンス』という意味を込めている」と品質と可能性への自信をのぞかせる。松田氏は、「基本性能を磨き上げた製品。ぜひ利用していただきたい」と呼び掛ける。
◎関連リンク→モトローラ・ソリューションズ WAVE PTX TLK150
【取材協力:モトローラ・ソリューションズ株式会社】
関連記事
-
-
-
-
「製品・IT」の 月別記事一覧
-
「製品・IT」の新着記事
-
物流メルマガ