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製品・IT
三菱ふそう eCanterに先進安全装置を搭載
2020年9月9日
三菱ふそうトラック・バスは8月20日、衝突被害軽減ブレーキ、車両安定性制御装置、車両逸脱警報装置などの先進機能を標準搭載し、安全性能を強化した電気小型トラック「eCanter」を発表。日本国内では今月からリース販売を開始する。
同社広報部では、「従来のディーゼル車と比較して騒音と振動が少ないため、市街地での深夜・早朝稼働の配送ニーズに対応し、特に都市内輸送に適している。夜間に充電できるため、作業時間の効率化やドライバーの負担軽減にもつながる」と説明。「現在、日本国内では、50台以上が稼働しているが、今回の安全性能の強化で、より導入実績を増やしたい」としている。
車両総重量7.5トンクラスの同車両は、世界全体では160台以上が稼働しており、合計200万km以上の走行実績を持つ。電気駆動システムには、モーター(最大出力135kW・同トルク390Nm)と、370V・13.5kWhの高電圧リチウムイオンバッテリーパックを6個搭載しており、急速充電では最大約1・5時間、普通充電では同約11時間で、約100kmの航続距離を確保している。
ハートムット・シック社長は、「環境に配慮した物流ニーズは世界規模で急速に高まっており、当社はEVトラックのパイオニアとしてゼロ・エミッション輸送の実現に貢献している」とし、「eCanterは国内外の様々なユーザーのもとで稼働中だが、より新しく進化を遂げた車両は、環境に配慮した輸送実現に向けた私たちの取り組みの証」と説明。「2039年までに全ての新型車両を『CO2ニュートラル化』するビジョンの実現に向けた取り組みも今後加速させていく」としている。
◎関連リンク→ 三菱ふそうトラック・バス株式会社
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