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製品・IT
ジェット・イノウエ ワイドな視野角のバックカメラを開発
2020年10月23日
ジェット・イノウエ(東京都葛飾区)は、「安全」をキーワードにしたバックカメラを開発。金井秀也常務は「魚眼レンズではなく、なるべく平たく見える広角レンズを搭載した」と胸を張る。
同常務は、「一般的にバックカメラの映像は、後方の真下を優先とした撮影となり、奥行きや左右、上部の視野角がとりづらく、死角が多くなっていた」と指摘。「ひさしや看板と荷台上部が当たってしまったり、側面からの人の飛び出しによるヒヤリハットも多い」と語る。
同製品は、上下視野角130度、左右視野角170度を実現。「一般的な製品と比べ、当製品のワイドな視野角はバードビューのよう。道路上では、高さは信号の上まで、左右は両脇の歩道まで映し出せる」と自信をのぞかせる。
また、トレーラなど、ヘッドを変える場合にも対応できる無線タイプもラインアップ。「適正な電波を利用しており、タイムラグが少ない。技適マークも取得している」という。
オプションも豊富で、録画機能は、「エンジンを切った後も一定時間、録画が続けられ、1、3、6時間から選択が可能。医薬品や美術品の配送時の異物混入や盗難防止といった対策に活用頂ける」。1年以上フォーマットの必要がないノンフォーマット方式で、「キャッシュが溜まって録画に失敗するというありがちなミスも防げる」という。
高精度の「超音波バックセンサー」はトラック専用で、「従来は反応しづらかったカラーコーンやポール、網状のフェンスも認識する」。さらに、「1mを切ると、『停車してください』という具体的なアナウンスが追加され、事故防止に貢献する」。
「ハイクオリティかつリーズナブルな製品を目指した」と話す金井常務。「常時録画のため、後方の確認はもちろん、煽り運転された場合にも活用できる。安全運行に役立てて頂きたい」と語る。
◎関連リンク→ 株式会社ジェット・イノウエ
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