日本ハネウェル（東京都港区）は１０月１５日、「音声業務ソリューションＷｅｂセミナー」を開催。新製品の音声業務端末「Ａ７００Ｘ」とワイヤレスヘッドセット 「ＳＲＸ３」を発表した。

「Ａ７００Ｘ」は端末ＯＳをＬｉｎｕｘへ移行し、セキュリティを向上。同社の土屋大氏は、「高機能な新マイクロプロセッサも採用し、消費電力の低減により、バッテリーへの負荷が軽減された」と述べた。

Ｗｉ︱Ｆｉ、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈともに新たな規格に対応させるも、「従来機からの機能の継承・互換性の確保として、充電器やバッテリーなどは従来のものを利用いただける」としている。

さらに、従来型の話者特定型に加え、新たに話者不特定型音声認識機能「Ｐｉｃｋ　Ｕｐ＆Ｇｏ」を搭載。

同氏は、「新規作業者の登録時に音声トレーニングを必要とせず、短期業務従事者にも適している」と解説。「現在３０言語に対応しており、順次拡大する予定」としている。

また、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈを活用し、作業者同士の接近を検知する「Ｃｏｎｔａｃｔ　Ｔｒａｃｅ」を追加。「近くに他の端末作業者がいるかどうかを確認し、音声で検知結果を作業者に通知する仕組みで、作業者同士のソーシャルディスタンスをサポートする」。

「ＳＲＸ３」は、標準型、ヘルメット装着型、シングルカップ型の３種類をラインアップ。

マイク部を上に持ち上げることで、システムを休止状態へ移行できる「Ｆｌｉｐ︱ｔｏ︱Ｍｕｔｅ」機能などを追加している。

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