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製品・IT
ティオック 作業車両との接触防ぐ「ヘリマシステム」提供
2020年11月13日
ティオック(長野県長野市)は、磁界とICタグを用いてフォークリフトと倉庫作業員との接触事故を防止する「ヘリマシステム」を開発・提供している。
フォークなどの作業車両に、磁界を発生させる装置を設置。作業者には、ICタグとLEDライトをヘルメットや帽子に取り付け、作業者がフォークの磁界内に侵入すると、作業者とフォーク双方に光で知らせる。「ヘリマ」は、「ヘルメット」「リスクアバージョン(危険回避)」「マグネット(磁界)」の頭文字をそれぞれ取った造語。
危険を知らせるアラートは、LEDライトの光を活用。特別販売部の鈴木晋一郎部長は、「音や振動で警告する製品が多いが、現場では絶えず様々な音が鳴っており、振動も感知しにくい場合が多いため、光にこだわった」と説明。「磁界発生装置を強力なマグネットでフォークに取り付けるだけなので、車両入れ替え時の付け替えの容易さも魅力」と胸を張る。
検知距離は、3段階で設定可能。「作業者が目視できなくても、『設定距離内に必ずフォークがいる』と認識することで注意を促せる」という。
「建設現場では導入が進んでいるが、物流業界では昨年末から本格販売を開始したばかり」というが、「すでに大手物流企業数社に導入いただいている」と明かす。また、作業者だけでなく、「倉庫上部のシャッターにフォークをぶつける事故が多発していた現場でシャッターに取り付けたり、倉庫内の通路に取り付けてフォークが近づくと遮断機を下ろす仕組みにするなど、応用の幅は広い」。
「販売だけでなく、リースでの提案もしている」という同製品。同部長は、「現地にデモ機を持参し、その場で取り付けて実演している。実際に見て体験いただくのが一番。気軽に問い合わせてほしい」と語る。
◎関連リンク→ 株式会社ティオック
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