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製品・IT
日報入力で業務効率化「SMILE BS トラックスター」
2009年7月22日
大塚商会の100%子会社であるOSK(東京都墨田区)は、中小運輸事業者向けの業務システム「SMILE BS トラックスター」の販売を開始している。「運転日報作成+αの機能を使いたい事業者、規模で言うと50台以下を想定している」(営業本部東日本パートナー営業部の小野隆司部長)という同システムについて話を聞いた。
基幹系パッケージソフトの「SMILE」シリーズは30年の歴史を持ち、大塚商会グループでも代表的な製品。業種別のラインナップを揃えており、前身の「SMILEαAD トラックスター」は多くの事業者が導入、そこに寄せられたユーザーの声を生かして誕生したのが「SMILE BS トラックスター」だ。
運転日報の入力をベースに業務全体の効率化を図るもので、ドライバーの勤務状況や、燃料費も含めた車両状況などの入力が可能だ。これらのデータをもとに、荷主への請求や傭車料の算出を自動で行う。「1稼働複数荷主」といった複雑な積み合せの請求業務にも対応する一方で、必要な機能だけに絞った「簡易運転日報入力」機能も用意。事業者のニーズに合わせた柔軟性も特徴だ。
日報入力画面
また、運賃未定の設定ができるなど、「運送業界特有の慣習にも対応している」(同部長)。運賃タリフも用意しており、運送業界で実績を持つ同社ならではの配慮が光る。
もちろん、他の「SMILE BS」シリーズとの連携も可能。「会計との連携で荷主ごとの売掛・買掛代金などの管理を細かく行える。給与と連携すればドライバーの給与計算も容易。事務員の負担も大幅に軽減されるはず」とし、シリーズ全体で運送事業者の効率化の実現を支援する。
小野隆司部長
販売形態は、一括購入とリース契約を用意。価格はスタンドアロン版が90万円、LAN版が105万円から。「これまでExcelで管理していたような事業者に、『見える化』の第一歩として使ってほしい」と同部長は語る。HPは、http://www.kk-osk.co.jp/ -
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