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製品・IT
極東開発工業 ダンプトラック改良、耐摩耗鋼板仕様を追加発売
2021年1月2日
極東開発工業(布原達也社長、兵庫県西宮市)は12月10日、10トン軽量ホイストリヤダンプトラックを改良し、標準仕様に加え耐摩耗鋼板「HARDOX」を採用した耐摩耗鋼板仕様を新たに追加して同18日から発売すると発表。
新機種は、ホイストメカとボデー主桁の改良により大幅な軽量化を図り、輸送効率を向上させた。また、新たにラインナップされた耐摩耗鋼板仕様は、高い硬度と靭性を誇る「HARDOX」をボデーに使用することで一層の強度向上と軽量化の両立を図り最大積載量1万kg以上を確保したほか、2018年2月に発売した4トン車および2019年5月に発売した7トン車と共通のデザインコンセプトを採用し、サイドパネルおよびテールゲートをスチフナ(補強柱)レスとすることで、すっきりとしたシンプルなデザインとしている。
ホイストメカとボデー主桁の改良により、架装物重量が従来機(メーカーカタログ車)に比べ標準仕様で約100kg、耐摩耗鋼板仕様は「HARDOX」の採用で強度を保ったまま板厚の薄肉化と補強部品の削減を可能としたことにより約500kgと、それぞれ大幅な軽量化を実現した。
耐摩耗鋼板仕様は、ダンプトラックに求められている輸送効率のアップと車両重量増への対応、またアフターメンテナンスの容易性といった「積載量(軽量化)と耐久性の確保」という、相反するニーズに対して、2018年2月に発売し「2018年度グッドデザイン賞」を受賞した4トン車および2019年5月に発売した7トン車と共通する、〝剛から柔へ〟の全く新しい設計思想を採用した。
高い硬度と靭性を併せ持ち、多くの実績を誇る耐摩耗鋼板「HARDOX」を使用することで、耐衝撃性だけでなく、変形や亀裂の発生にも強い、より一層高強度なボデーとしている。
またサイドパネルおよびテールゲートをスチフナレスとし、すっきりとしたデザインとしたことでボデー表面がフラットになり、ダンプ表示番号をはじめ、看板やステッカーなどの自由なデザインに対応する。
さらにボデー内は、デッキとサイドパネルを一体化した緩やかなRを持つ丸底デッキ形状とすることで、積荷の排出性と清掃性も向上した。
販売目標台数は1500台。
◎関連リンク→ 極東開発工業株式会社
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