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    「IT点呼」で運行管理を効率化

    2009年11月5日

     
     
     

     「飲酒運転」を抑止するにはアルコールチェッカーの使用が第一歩だが、Gマーク取得のインセンティブである「IT点呼」を導入した事業者では、アルコールチェッカーと連動した点呼システムで、効率的な運行管理を実現している。
     「IT点呼」は、機器の導入費用はかかるが、深夜・早朝の点呼業務を主要な拠点でまとめて行えるようになれば、運行管理者の人件費や労力が削減でき、「長期的にみるとコスト削減に繋がる」と言われている。運用を支援するシステムも開発されており、基幹システムや配送計画システムとも連携できる製品が登場している。


     富士通システムソリューションズ(Fsol)は、Gマーク取得の営業所に認められる「IT点呼」を行うための「WebSERVE/物流統合ソリューション(IT点呼)」を提供している。
     同システムは、アルコール測定器とWebカメラを活用し、ドライバーのアルコール測定データと点呼中の画像を運行管理者側で一括管理することができるというもの。点呼を遠隔で行うことができるため、1人の運行管理者が複数の営業所の点呼を受け持つことができ、業務負荷と人件費を削減する。また、点呼情報は電子データとして一元管理することが可能だ。
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     基幹システムとの連携ができるのも特徴。点呼情報と運行日報をひも付ければ、業務の効率化を図ることもできる。点呼情報の活用による、安全性・利便性の向上を実現するシステムだ。
     同社では13日午後3時から、「安全管理の新基準について学ぶ〜企業とドライバーを守る新たな安全基準とは〜」と題しセミナーを開催する。
     第1部では、東海電子が「飲酒運転撲滅とアルコールチェッカーの義務化」について講演。飲酒運転撲滅に向け、義務化を控えた点呼時のアルコールチェッカーの使用ポイントや、最新の安全管理のあり方を解説する。
     また、FSOLが、「なぜ今、点呼業務のシステム化なのか」をテーマに、同社のIT点呼システムについて発表する。
     第2部では、より精度の高い事故防止策の構築に向け、常時記録を実現した新型ドライブレコーダーが紹介される。
     参加費用は無料(事前登録制)。定員は20名。
    会場は、富士通netCommunity(東京都千代田区内幸町1–3–1・幸ビル1階)。
     詳細は同社HP、http://jp.fujitsu.com/group/fsol/

     
     
     
     
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