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製品・IT
NECソフト 手軽に使える運行管理ASPサービス発売
2009年11月17日
NECソフト(東京都江東区)はこのほど、運行管理ASPサービス「DriveManager(ドライブマネージャー)V2」を発売した。前身の「ドライブマネージャー」は乗用車向けのサービスだったが、ニーズの高まりを受けて「V2」はトラックにも対応。運送事業者の業務内容を大いに反映させたものとなっている。
同システムは、専用車載端末がセンターと通信を行うことで、管理者側で車両の運行状況をリアルタイムで管理できるというもの。「ASPサービスのため、インターネット環境さえあればすぐにお使いいただける」(同社第一官庁ソリューション事業部第二システム部の春田仁主任=写真)という手軽さが最大のセールスポイントだ。
専用のPCを用意する必要もなく、また、地図の更新などもWebを通じて自動的に行われる。「インストールやデータのバックアップの手間がかからず、維持・運用にかかる負担が少ないのも特徴」(同)。
位置情報が5分間隔でセンターに通信されるとともに、車載端末の「出庫」「待機」「休憩」などのステイタス通知ボタンを通じて、ドライバーの状況をリアルタイムで把握することが可能。また、温度センサーやドアセンサーと連動させれば、温度上昇やセキュリティ面の異常を即座に把握し、ドライバーに対応策を指示することもできる。
また、帳票類も充実している。運行日報は、「帰庫」ボタンを押すだけで自動的に作成される。デジタコのようにメモリーカードでデータをやりとりする必要がないため、「日報の印刷待ちがなく、ドライバーの負担も軽減される」(同)。他にも、車両の整備状況や燃料費など、運行管理に必要となるさまざまな項目の帳票を揃えている。
もちろん、車両ごとの走行データを運転指導に活用することで、安全運転やエコドライブの推進、輸送品質の向上につなげることも可能だ。
4トン以下の車両で、コンビニ配送や食品輸送など、車両位置を把握しておく必要性の高い事業者を主なターゲットとしている。月額利用料は1台2980円(パケット通信費込み)。初期投資として車載器(1台22–23万円程度)の購入が必要となる。
「とにかく簡単にお使いいただける。機能を持て余すということはないはず」と同主任は語る。
関連リンク→ NECソフト株式会社 -
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