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製品・IT
OKI ルート配送の効率化でAI技術の有効性を確認
2021年5月25日
沖電気工業(=OKI、鎌上信也社長、東京都港区)は、ロンコ・ジャパン(福西靖之社長、大阪府大阪市)の協力を得て、物流分野のルート配送効率化に対するAI技術の有効性を実証実験で確認。2022年度にルート配送最適化サービスの提供を開始するため、21年度は実験を重ねて精度を高めるとしている。
今回の実証実験では、ロンコ・ジャパンが推進するルート配送計画の自動化とコスト最小化の取り組みの一環として、OKIが開発した「コスト最小型ルート配送最適アルゴリズム」で配送計画の最適解を算出。その結果、車両13台の配送総走行距離を、人手で策定した配送計画から1日当たりで約300km削減することができた。
OKIイノベーション推進部課長代理の川口勝也氏(写真右)は「誰がやってもある程度、効果が一定であることが保証されなければならないが、技術的には、ベテランの配車担当者がいなくなっても、同じくらいの精度が出るくらいのモノができている」とし、「これをクラウドサービスで提供したい」と考えている。
AI技術研究開発部サブチームリーダーの玉井秀明氏(同左)は「我々が開発したものの性能が上がったというよりは、これまでなかった分割配送する機能をつけて実際に動かすことができたという状況で、今もアルゴリズムをつくっている段階で、サービスの提供開始までにクラウドで使用できるように検証していく」考えだ。
◎関連リンク→ 沖電気工業株式会社
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