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製品・IT
タツノ・メカトロニクス インタンク向け給油機発売
2009年12月7日
ガソリンスタンド(SS)などで使用される燃料計量給油機の開発・販売を手がけるタツノ・メカトロニクス(東京都港区)。
同社は、固定式ガソリン計量機(給油機)の国内シェアで60%を占めるトップメーカー。スタンドでよく見かけた天井からホースがぶら下がっている給油機は、同社が世界に先駆けて開発したもので、その後のSSの姿を変えるほどのインパクトを与えた。
同社がこのほど開発した自家用給油所用計量機『サニーX SF』は、1台で1000件までのデータを登録・管理できるという。
計量機本体前面に8.4インチのカラー液晶型タッチパネルとプリンターが組み込まれており、パネルのテンキーを使って車番やパスワード等を入力するだけで給油できる。
企画広報グループの松田勝課長(写真右)は、「以前はユーザー一人ひとりに鍵やカードを渡していたが、紛失されることもあり、パスワード方式に切り替えた」と説明。「使い勝手が格段に向上し、複数の車両が集まるトラックターミナルなどでも便利にご使用頂けるはず」と自信を見せる。
液晶画面には、その回の給油量と併せて、月次の累計給油量も表示。給油後にノズルをノズル掛けに戻すと、内蔵のプリンターから自動的に給油伝票が発行される。
また、同機では日次や月次データの蓄積が可能で、内蔵プリンターから出力もできる。さらに、計量機内部に装備された端子からUSBメモリに保存することも可能。
営業本部副本部長の中田幹雄参与(写真左)は、「『正確に、安全に、楽に』を実現させることを念頭において開発した」と説明。データ管理が容易になり、「集計して請求書を発行される経理担当者の方には喜ばれるはず」とし、「ドライバーの方だけでなく、管理業務を担当されている方の負担も大幅に軽減できた」と付け加える。
価格は、シングル型1本ホース仕様(3mホース、標準吐出量40リットル/分)で88万2000円。
松田課長は、「1台で給油と車両管理を可能にすることで、初期投資の軽減とスペースの節約に貢献できる」と語る。中田参与も、「これからインタンクの建設や既存施設での計量機の交換を計画される物流関係者の皆様に、積極的に提案していきたい」と意気込む。
◎関連リンク→ 株式会社タツノ・メカトロニクス -
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