中小トラック事業者向け緊急便マッチングアプリ「トラックシェアリング」を展開する木村創建（木村武男社長、大阪市中央区）。

同システムは、運送事業者は、登録料、利用料が一切不要で仕事の依頼を受けることができる。荷主企業が依頼した仕事内容が運送事業者には、あらかじめ登録している条件設定があう事業者に通知される仕組み。双方の条件が合い許可を出せば仕事が成立する。また、運賃は、国交省が提示している標準的運賃を採用しているため、依頼側が積み地と卸し地を入力するだけで自動的に運賃が計算される仕組み。

開発について木村社長は「自社で建設資材などの配送をしているが、日々、営業担当者から緊急便の電話が入り、対応できる部分とできない部分があり、どうにか対応できないかと考え、開発に踏み切った」と経緯を話す。

同システムは、運賃の支払いが仕事を受けた翌週金曜日には入金される革新的な仕組みで、初めて受ける仕事でも安心して取引ができる。指示書や受領書などの処理も同システム内で完全に処理でき、事務作業もスムーズに行えるのが魅力。

沢田雄策セールスマネージャーは「荷主企業と運送事業者が『ＷＩＮ‐ＷＩＮ』の関係でできるだけでなく、運送事業者は完全無料で使用できるのが最大の魅力。今後は、知名度をどのようにしてあげていくかが重要でそこがポイントになる」とし「このシステムで運送業界に新しい風を吹き込めるように営業をしっかりとしていきたい」と話す。

◎関連リンク→　トラックシェアリング