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製品・IT
サンダーボルト 仮想実体験型交通安全VRをリリース
2021年8月30日
サンダーボルト(安田武史代表、愛知県尾張旭市)では仮想実体験型交通安全VR「Dri―VR」(ドライバー)の「トラック・トレーラー編」をリリースした。
「Dri―VR」は専用ゴーグルで再現された運転席を通じて、さまざまな事故シーンを臨場感とともに体験して安全や防止への意識向上を促すシステムで、今回はシリーズにおける第9弾。トヨタ輸送中部(豊田市)のアイデアと協力を得て設定された「交差点右折時の接触」「狭い間口への右折時の危険性」「安全確認を怠った左折事故」「急な車線変更による危険運転」「オーバーハングの危険性」「死角からの飛び出し」「敷地内でのバック事故」「バックでの敷地内進入事故」「事故を起こした時の対処方法」といった9つの体験内容は公道やスタントマン、ドローンなどを駆使して撮影され、多角的なアプローチで事故のメカニズムやトラックが周囲からどう見えているかが分かり、ガイドの指示でポイントもおさえられる。また、制作にあたっては中部トラック総合研修センター(愛知県みよし市)も施設内コースを舞台として提供した。
企画・開発を進めた安田代表は、「VRは聴覚と視覚を利用することで没入感が増し、疑似的なイメージが効果的に保管され、普段の運転に生きてくる」と同システムのメリットに言及。「社会貢献ができる事業を展開したい」という起業以来の思いを形にしたシステムは導入企業のイメージアップへ寄与するものだとして、CG全盛の昨今においても、リアルな事故シーンの追及をあげて、「実写に拘りたい」との見解を示す。
利用者からは、「これまでにない教材」「擬似体験を通して、注意意識が強まる」など評価の声。トラックに関しては、事故が発生するシチュエーションや車両のバリエーションが幅広く、今後も同システムを活用できる場面が増えそうだ。
◎関連リンク→ 合同会社サンダーボルトインタラクティブ
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