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    住友電工システムソリューション 遅延予測で顧客満足向上

    2010年6月24日

     
     
     

     住友電工システムソリューション(東京都文京区)はこのほど、「Traffic Vision/MM」のバージョン2を発表した。
     同システムは、NTTドコモのGPS携帯を利用し、配送車両の進捗管理ができるというもの。VICSのリアルタイムの道路情報も活用することで、より精度の高い管理ができる。


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     渋滞などの交通規制情報が随時、画面上に表示されるため、配車担当者はドライバーに的確な指示が出せる。到着時間を予測できるのも特徴で、1件だけでなく先の配送先まで含めた遅延を予測できる。
    0623ni.jpg 目的地ごとに遅れの許容時間も設定可能。遅れが検出された場合、配車担当者のPCや携帯にメールで知らせる。早期に遅れを発見できるため、荷主への連絡など、遅延する前に手を打つことができる。モバイルシステム事業部の西宏主査(写真)は、「時間にシビアな荷主に対し、早め早めに情報を提供できるようになる」と自信を示す。
     ドライバーが持つ携帯電話にはタッチパネル方式の機種を採用。「前のバージョンでは、ドライバーの操作ミスが報告されていたが、今回は間違えようがないように指示も分かり易くし、操作性の改善に取り組んだ」。
     さらに、ドライバーが(携帯電話を)操作しなくてもよい「操作レス」機能も用意。GPSで取得される位置情報を活用し、配送先付近のエリアを通過すると、「配送済み」とみなす設定ができる。このため、ドライバーは操作する必要がない。ただし、「車両を止めた状態での台車での配送などがある場合は、位置情報が大きく変わらないので操作が必要」という。
     なお、事務所端末の画面も改良し、マルチウィンドウ化を実現。車両の現在位置、ステータス、巡回予定の同時閲覧が可能になり、一目で各車両の状況が把握できる。
     同社が開発する配送計画システム『配送デス』との連携も可能で、予実管理もできる。
     西主査は、「より早いタイミングで客先に連絡できるため、顧客満足度の向上が期待できる。ぜひ、活用していただきたい」と語る。

    ◎関連リンク→ 住友電工システムソリューション株式会社

     
     
     
     
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