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    富士ソフト 通販向け在庫管理システムをクラウドで提供

    2011年4月28日

     
     
     

     富士ソフトは、クラウドを活用したネット通販向け物流在庫管理システム「FSCloud Logistics(エフエス クラウド ロジスティクス)」の提供を3月下旬から開始した。
     同社ではクラウド基盤を昨年10月に構築しており、既に今年2月からは流通BMSソリューション「FSCloud EDI」をスタートしている。同社の流通クラウド第2弾となる今回の「–Logistics」について、流通クラウドディビジョンの土井内創ディビジョン長(写真左)と岩元洋記リーダーに話を聞いた。
     今回、富士ソフトでは、クラウド基盤へ載せる在庫管理システムにネット通販市場で豊富な導入実績を持つロジザード(東京都港区)の「ロジザードプラス」を採用。土井内氏は「アパレルや雑貨などのネット通販に強みを持ち、業界特有の機能を網羅している」ことに加え、「既に350社を超える導入実績を持つことも大きい」と理由を説明する。


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     クラウドサービスであるため、インターネットを使える環境であれば、いつでもどこでもリアルタイムに利用できる。ユーザーがサーバ機器を用意する必要がないため、低コストかつ短期間に導入でき、作業の負荷を軽減することが可能となる。また、「使った分だけ払う」という仕組みのため、荷主との契約が切れた場合に柔軟に対応できるのも、昨今の情勢を考えるとうれしい。荷主との取引量が増えても自社でのインフラ増強は不要で、新たに必要となる分だけの利用料を払うことで対応できる。
     「ロジザードプラス」は、「ネクストエンジン」や「頑張れ♪ 店長!」をはじめとする通販受注管理ソフトと標準連携しており、スムーズな受注データの取り込みが可能。システム開発能力に長けた富士ソフトが提供することで、「標準機能だけでなく、データのフォーマット変更など、ユーザーニーズに対応したカスタマイズも可能。システムも当社が管理するため、ユーザー側での増員は不要」という。
     荷主となる通販業者は自社サイトだけでなく、「楽天市場」などに代表される複数のモールに出店しているのが一般的。このため、手間や運用コストを削減するため、在庫を連動させて管理できる仕組みを求めている。岩元氏は、「当社のクラウドサービスを導入する物流事業者が増加すれば、通販事業者にとっても選択肢が増えることになる」とする。
     初期費用は95万円、ランニング費用は月5万5000円から。導入期間は最短1か月。
     また同社では、物流に悩みを持つ通販事業者や物流関係者が交流できるスペースをWeb上で展開。ケース別の成功事例なども掲載していくという。
    ◎関連リンク→ 「ネット通販」ただいま生放送中!

     
     
     
     
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