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製品・IT
ルート工業 どんなコンテナにもぴったりの台車開発
2011年5月20日
従来のコンテナ台車は、様々な大きさのコンテナに対応するため数種類を購入しなければならず保管スペースを無駄にしていたが、ルート工業(橋本直久社長、大阪府東大阪市)の販売する「ルートボーイ」は、伸縮自在で様々な大きさに対応できる。
中村泰久専務は「どんな大きさのものにもジャストサイズで使える」とアピールする。
台車のラインナップも10種類がそろえられており、種類によってサイズを伸縮できる幅は決まっているが、270ー1150mmまで対応。台車に付いているレールに穴が開いており、穴の位置を変えてナットで締めるだけで伸縮が自由にでき、サイズ設定も約1458パターンある。
同専務は「寸法さえ合わせれば様々なものを載せることが可能で、円形のドラム缶なども載せて運ぶことができる」と話す。また、後から別注でレールを購入すれば、新たな台車を購入せずにサイズの変更にも対応できるほか、傷んだ部分はパーツを交換するだけで使用でき、コスト削減にもつながる。
材質はアルミ、スチール、樹脂、ステンレス製の4種類あり、重さも150kgから500kgまで対応。タイヤも標準装備はナイロン製だが、顧客の現場環境に対応するためウレタン、ゴム製のキャスターも用意されている。
同社は、他社との差異化を図るため商品ラインナップをそろえ、自社工場で一貫製造を行い、高品質で低コストを実現している。同専務は「コンテナを積んで保管する場合も台車同士が密着し、無駄なスペースをなくすことができる。業種、職種を選ばずに活用できれば」と語る。 -
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