-
製品・IT
山田車輌 特装車両に注力 LINE利用し査定も
2022年3月3日
トラックや部品の買取・販売を手がける山田車輌(岡山県倉敷市)。山田克浩社長は、「買い取りは中四国がメーンだが、販売は北海道から沖縄まで全国から問い合わせをいただき対応している」と語る。
同社は1977年の創業以来、トラックや部品の輸出で成長。同社長は、「国内でのエンドユーザーへの販売はここ10数年ほど」だというが、「ダンプやローリーなどの特装車両に注力し、得意先や販路を拡大してきた」と話す。
同社では、トラウトリバーインダストリーズ社製のトレーラーも販売。「高強度ベルトコンベアと正転逆転可能なモーターを採用した『ハイキューブトレーラー』は、全長12mのセミトレーラーでも荷下ろしが約3分で完了する圧倒的なスピードが魅力」と説明。「細かい木材チップなどのバラ積みでも残さず排出する構造で、荷台の清掃が不要なため、ドライバーさんの手間が大幅に省ける」という。
本社の近隣に実店舗「yield.(イールド)」を構え、売買や車検、整備、レンタル・リースなどに対応。買い取り事業ではLINEを利用して査定するなど、インターネット上でのやり取りにも積極的だ。「遠方のユーザーさんとの取り引きでは、実車を見ずに商談が成立することも増えている。なるべく多くの情報を伝えられるよう努めている」と語る。
また、同社長自身が「やまかつ」という愛称で出演するYouTubeチャンネル「やまかつトラック探検隊」も運営し、入荷した車両や架装を施す様子などを紹介している。制作は同社スタッフによるもので、「かなり時間をかけて作っている」とし、再生回数が1万5000回を超える動画もあるなど、人気を博している。
「ユーザーの声を聞き、できる限り要望に応えた製品をお届けしたい」と意気込む山田社長。「認知度を上げ、ユーザーも社員もさらに幸せになれる企業を目指す」と語る。
◎関連リンク→ 株式会社山田車輌
関連記事
-
-
-
-
「製品・IT」の 月別記事一覧
-
「製品・IT」の新着記事
-
物流メルマガ