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    ロジ・コンビニら3社 燃費データベースの無償提供を開始へ

    2011年9月12日

     
     
     

     物流ポータルサイト「うんそう繁盛ネット」を運営するロジ・コンビニエンス(兵庫県尼崎市)は、丸高産業運輸(大分県大分市)と松陸運輸(大阪市浪速区)と共同で、同サイト会員の約2500社に対し、「車両別燃費管理システム(燃費データベース)」の無償提供を開始する。
     会員事業者のエコドライブへの取り組みをサポートし、燃費やCO2の削減だけでなく、安全運転の定着に伴う経営環境の改善を支援していく。このサービスは、資源エネ庁が進める平成23年度の低炭素型自動車交通推進事業での「エコドライブ推進普及啓発事業」に認定されており、各方面から期待が寄せられている。


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     運送事業者に負担の少ないASP方式で提供される同システムは、パソコンの画面上で給油量と走行距離を入力することで車両別の燃費が管理できるというもの。単純な燃費管理システムと異なり、時間帯、地域、走行距離、積載情報、車両特性などの詳細情報を入力できるのが大きな特徴。積み荷やルートなど、燃費に大きく影響する要因を考慮したうえでの、正確な分析が可能になる。
     同社の試算では、500社・2万5000台が参加し燃費を改善した場合、1日あたり22万8587リットルもの燃料削減が見込まれるという。
     ロジ・コンビニエンスの佐野真二社長は、「燃料価格が高止まりしている昨今、車両別にきちんと燃費を管理したいというニーズが業界全体に拡大しているのを感じていた」とプロジェクト立ち上げの経緯を説明。「システム利用にかかるコストがネックになっているという声を聞き、当社創立10周年事業の第一弾として、無償提供を決めた」という。「一社でも多くの会員に参加頂き、燃費改善を通じた経営安定化に役立ててほしい」と語る。
     3社は、今月下旬から全国で開催する説明会で参加事業者を募り、11月からサービスを開始する予定。システムの提供だけでなく、経営者、管理者、ドライバーそれぞれに対し、講習会やセミナーを開催し、エコドライブの普及促進と定着を後押しする。
     なお、経営者・管理者向けには物流コンサル会社のロジスティクス・サポート&パートナーズ(大阪市中央区)が取得データの経営改善への活用方法を指導。ドライバー向けには、交通エコモ財団認定「エコドライブ講習」も実施する備南自動車学校(広島県福山市)の指導員が省燃費運転のポイントを伝授する。
     佐野社長は、「コスト削減と環境への配慮という相反する課題に直面されている運送業界の皆さんに、ぜひ、役立ててほしい」と語る。
     サービス詳細は同社、電話06(6415)0645番まで。
    ◎関連リンク→ ロジ・コンビニエンス株式会社
    ◎関連リンク→ うんそう繁盛ネット

     
     
     
     
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