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製品・IT
食品に特化した求荷求車サイト 「運輸.com」開設
2011年9月14日
全日本ライン(木村治社長、東京都千代田区)はこのほど、新たな求荷求車サイト「運輸.com」を開設した。同社が青果物の輸送を全国展開していることから、食品物流に強みを持つサイトとして運営していく。
阿部篤志営業開発部長(写真右端)は、「食品関係は扱いの難しい荷物が多く、既存の求荷・求車サイトではなかなかマッチングできなかった」とし、「後発だが、食品輸送を手掛ける運送会社の会員を増やすことで、特色を出していきたい」と語る。
事務局の奥村則幸課長(同右から2番目)は、「既存の物流サービスに満足されていない食品関係の荷主は潜在的にいるはず。荷主、運送会社双方がプラスになればいいという思いで開発に取り組んだ」と語る。阿部部長は、「保有台数5ー50台の事業者の皆さんに役立つサイトを目指す」と意気込む。
運送会社の利用料は月額5775円で、登録料や更新料は不要。利用するには会員登録が必要で、登録情報をもとに書類審査を行うが、貨物保険の情報入力が必須項目となっている。事務局の大久保政直氏(同左から2番目)は、「保険の有無が入会へのハードルになることは承知しているが、荷主に安心して利用してもらうには安全を担保する必要がある」と説明する。
現在、運送会社に参加を呼び掛けるとともに、食品の市場関係や仲卸などにDMを送付し、荷主開拓を進めている。システム課の山田雅紀課長(同左端)は、「これまでマッチングサイトを利用されたことのない荷主の担当者からも、『便利だね』と評価して頂いている」と話す。
阿部部長は、「荷物が増えてくれば、物流会社の参加も増えてくるはず。荷主開拓に全力を上げたい。3年後に運送会社1500社、荷主3000社の利用を目指す」と意気込む。大久保氏も、「入会月はお試し期間で無料で利用できる。ぜひ試してほしい」と語る。
◎関連リンク→ 運輸.com -
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