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    健康面から安全対策 運輸・交通SAS対策支援センター

    2012年2月16日

     
     
     

     運輸・交通SAS対策支援センターが昨年9月に設立された。初代理事長の髙橋榮一氏は、運輸低公害車普及機構(LEVO)の常務理事を退任後、LEVOで対応が十分でなかった「健康面からの安全対策」を分離させ、同センターを立ち上げた。


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     「潜在的な患者に対して早急に対策をとる必要がある。睡眠時無呼吸症候群(SAS)は生活習慣病とも密接な関係があるのに、検査に対しての体制も周知もなされていない。一人でも多く、早く検査を受けて、対象者は適切な治療を受けて健康を守っていただきたい」と語る。
     同センターではSASの正しい理解を深めるとともに、スクリーニング検査を行う。検査方法は睡眠時に鼻・口・腕に測定機器を付けて検査するフローセンサ法と、睡眠時に指先にセンサーを付けて血中酸素濃度を測定するパルスオキシメータ法があり、希望者に機材を貸し出す。結果はA─Fの6段階で判定。
     「検査して終わりではなく、その結果を踏まえての治療や指導を受けられる医療機関の情報提供や相談を受ける体制づくり、啓発活動などもしっかり行い、健康による安全確保の重要性を社会一般にも広めていく。運輸・交通を主体としてスタートするが、いずれは社会全般に広めて社会に役立つ機関を目指したい」と話す。
     12月から徐々に検査受付を開始していき、来年4月から全国に向けて本格稼働を予定している。

     
     
     
     
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