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    ラムジージャパン 「バッテリーワイプ」希硫酸除去で安全作業

    2011年12月12日

     
     
     

     フォークリフトなどで使用される産業用バッテリーの安全管理用品を販売する米国ラムジー社はこのほど、日本法人としてラムジージャパン(東京都江東区)を設立した。バッテリーフォークの普及が加速しているいま、バッテリーの安全管理はさらに重要視すべき問題と言える。日本法人の菊竹玉記社長に話を聞いた。
     同社が販売に注力するのは、バッテリーの電解液として使われる希硫酸の中和剤。同社長によると、「充電中の吹きこぼれやミストにより、ほとんどのバッテリーの表面全体にべったりと希硫酸が付着している」と指摘。付着した希硫酸はリーク(漏電)の原因となり、出力低下や寿命の短縮、感電事故を招く恐れがあり、高圧洗浄や水洗いでは洗い流すことができず、中和による除去が必要となる。


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     同社長が勧めるのが、希硫酸に反応すると赤色に変化するウェットティッシュタイプの中和クリーナー「バッテリーワイプ」。「希硫酸は目に見えないため、精製水との区別がつかず、素手で触ってしまう作業員が多い」と指摘した上で、「赤くなったのを見て容易に認識できるようになれば、作業着や軍手を着用するなど、安全を意識して行動するようになる」と説明する。同社では「労災防止」の観点からも同社製品の使用を呼び掛けていく構え。
     また、希硫酸を除去することで、バッテリーの延命が図られるなどメリットも大きい。同社長は「再生バッテリーなど環境対策やコストダウンを売りにした様々な商品が出ているが、そもそも、バッテリーはキレイに使わなければ長持ちはしない」と説明。
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     菊竹社長は、「元来、物を大切に使うのは日本に馴染みやすい考え方。バッテリーに対する意識も、そうなってほしい」とし、「バッテリーの寿命が半年、1年と伸びれば、経営に与えるインパクトは計り知れない」と訴える。
     「バッテリーワイプ」の価格は、1箱(30枚入り×4本セット)で1万2000円。OEM対応も可能。クリーナーや吸着剤なども取りそろえている。
    ◎関連リンク→ ラムジージャパン

     
     
     
     
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