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    フレームワークス クラウド型WMS 従量課金で1行2円

    2012年2月1日

     
     
     

     フレームワークスは、クラウドサービス型在庫管理システム「iWMSX1」を発売した。最大の特徴は、その料金体系。出荷明細行と名義変更行による従量課金制度を採用し、1行あたり2円という破格のシステムとなっている。
     同社が長年培ってきたWMSに関するノウハウを、「廉価で提供したい」(秋葉淳一社長、写真)という想いから商品設計がスタート。当初は「行あたり10円」での価格設定を考えていたというが、「月額の経費としていくらまで出せるか、現場の実態の声をとことん聞いた」上で「2円」に落ち着いたという、まさに現場目線のシステムだ。課金上限額は月額5万円で、「このラインを超えると、いくら使っても5万円」となる。


    0201fw1.jpg 主なターゲットは、通販を展開する荷主と運送事業者。「現在、Excelで業務の管理をしているユーザーにぜひ使ってほしい」と同社長は訴える。「顧客に聞くと、7割の現場が目視での作業確認を行っている。管理はExcel、お客との連絡はメールということが多い」。
     同システムは、この実態に即し、Excelとクラウドの融合を実現。入力や操作はExcelと無線ハンディターミナルで行う一方、データはクラウド上に蓄積。これにより、客先からは在庫データをWebで参照することが可能となる。荷主ごとの帳票加工なども、これまで通りExcelでの作業が可能。ユーザーにとってもストレスなく、シンプルに新システムへの移行が可能となる。
     カスタマイズはできないが倉庫内で必要となる最低限の機能を搭載しており、「その分、破格でご利用いただける」のが最大の特長だ。同社長は、「通販物流では、最後の個配の部分の価格は動かしづらい。だからこそ、その前の荷役部分で、いかにコストを下げるかが勝負になってくる」と指摘。「現場運営のノウハウがまだ蓄積されていない状況の中で、いかに品質を担保したまま、コストを落としていくかが重要」とする。
     同社長は「X1」を、余計な機能を持たせず、「品質の維持」を実現するための「安価な」システムとして、普及拡大を図る構えだ。
     一方、カスタマイズに対応し、拡張性のあるモデルとして提供するのが「同X5」。とはいえ、一から1社用に構築していくWMSとは異なり、テンプレートの活用により、導入期間を短縮。「倉庫の中での作業は、ある程度決まっている。その作業分析にお金をかけるのはもったいない」とし、すでにあるベースを、必要に応じて組み合わせていく方式を採用している。
     「X5」も従量課金制で、出荷明細行1行あたり5円、最低利用料金は月額10万円から。上限金額はユーザーごとに設定していく。
    0201fw2.jpg
     同社長は、「ユーザーの投資コストやサービスレベルの考え方によって、今後、必要とされるWMSは二極化されていく」とした上で、「X1」「X5」の2製品で「価格重視、サービス重視のいずれのニーズにも応えていく」としている。
    ◎関連リンク→ 株式会社フレームワークス

     
     
     
     
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