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    インタープログレス B5軽油工場を開設、国内最大級の生産量

    2012年3月14日

     
     
     

     インタープログレス(柘植泰社長、名古屋市東区)は今春、廃食油を原料としたバイオディーゼル燃料5%と軽油を混合した「B5軽油」の製造工場を岐阜県可児市に開設する。1日あたりの生産能力は65キロリットル(B5換算)で、稼働すれば「京都市のプラントを抜いて国内最大級」(柘植社長)のB5製造工場となる。


     同社はBDFの製造販売を目的に、2007年に設立。原料となる廃食油は国内の飲食店のほか、フィリピンなど東南アジア諸国から輸入して調達する。可児市のプラントは100%BDF製造設備と軽油と混合する装置を併設。消防法上の許可は取得済みで、経産省と県税事務所の認可が下り次第、稼働する。
     B5は全てのディーゼル車に適合するほか、軽油よりも有害物質の量が少なく、硫黄酸化物(SOx)もほとんど出ないといったメリットがある。また、B100と比べて車両トラブルも少ない。軽油引取税は1リットル32.10円で通常の軽油と同じ。
     価格は通常の軽油よりも割高だが、使用するだけでCO2排出量を5%削減できることから、環境への意識の高い事業者に向けて販売していく。
     今後は東海地域のトラック事業者などに向けて10キロリットル単位をメドに販売。柘植社長は「今年度は2000キロリットルの販売を目指す」と話している。
    ◎関連リンク→ 株式会社インタープログレス

     
     
     
     
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