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    松本産業 リサイクルコンテナを販売

    2012年6月19日

     
     
     

     「コンテナ販売は時代と運送にマッチしたリサイクルビジネスだ」。こう語るのは松本産業(愛知県弥富市)の松本成士社長。ユニック専門の同社では3年前に社内に営業部を新設。その中の「コンテナ事業部」で海上コンテナ、貨物コンテナの販売・リース・レンタル事業を始めた。
     「たまたま取引先からコンテナが余っているので買ってくれないかと頼まれたのがきっかけ」(松本社長)で、それを転売したところ、思いのほか売れて「これは商売になる」と確信し事業化した。


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     顧客のニーズに応じてエアコン、換気扇、コンセント、断熱、シャッターなど、内外装すべてを自社で施工し顧客に引き渡す。「改装サービスはほぼどんなことでも引き受ける。それがコンテナを使うメリットだと考えている」と同社長は話す。
     生まれ変わったコンテナの販路は自社ホームページやヤフーオークションのほか、最近ではフェイスブックも活用する。価格は20フィートコンテナで23万円から、40フィートで28万円からと、各種取りそろえており、これまでに自治体、自衛隊、民間企業、個人の防災倉庫や盗難防止用倉庫としてのニーズが多いほか、運送会社の事務所やクリーニング店舗などにも利用されているという。
     2月、3月期は年度末ということもあり65本売れるなど販売は好調。さらに、「ユニック専門の輸送業者なので、自社の配送業務が増えるのはもちろん運賃も自分で決められることが大きい」と本業でのメリットも強調している。
     船会社が10年程使ったコンテナがスクラップになれば大量の二酸化炭素を発生させるが、再利用することで、それを減らすことができる。コンテナ販売は時代と運送にマッチしたリサイクルビジネスだと考え、「運送業は大変厳しい時代だが必ず生き残る道はある。自分たちで道を開ける。それが私の理想とする〝運創業〟だ」と胸を張る。
    ◎関連リンク→ 有限会社松本産業

     
     
     
     
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