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製品・IT
トライプロ スマホで動態管理「スマ・ロケ」
2012年6月18日
トライプロ(東京都世田谷区)の「スマ・ロケ」は、スマートフォンを使ったクラウド型動態管理システム。安価なコストで利用できるのが最大の特長だ。
初期費用は無料で、1台あたりのランニングコストは1か月利用の場合で月額2280円。12か月の契約であれば同1980円からと破格だ。台数や使用期間の制約もなく、1台・1か月から利用できる。手持ちのスマートフォンに専用アプリをインストールすることで利用することも可能。
低価格のポイントは、NTTドコモの携帯電話網(3G回線)を活用していること。専用回線のため通話はできないが、その分コストを圧縮。高木宏昌社長は、「最短で1分と短い通信インターバルを実現しつつ、価格は大幅に抑えている」と説明。「事務手数料を含めて4万円程度で導入頂ける。2年間の総額で考えれば、従来のシステムと比べてコストが倍以上は違ってくるはず。この差は大きい」と力説する。
配送中、荷下ろし中、休憩中など最大8つのステータスを設定できる。システムの柔軟性の高さも特長で、ユーザーの要望に応じて、さまざまなカスタマイズも可能。たとえば、荷主にIDを付与し、車両の運行情報を共有する使い方もできるが、「位置情報まで知らせるか、『走行中』『積み荷中』といったステータスだけ知らせるかを荷主によって分けるという細かな設定もできる」。
ステータスや住所などの文字による検索もでき、「江東区にいる車」を検索し、一括でメッセージを出すことができる。なお、ドライバー側からの返答は「はい/いいえ」のみ。「細かいことは電話で話せば良い」という割り切りがある。
いわば「スマホが車載器になった」という同システム。「安価で気軽に導入できる」ことを売りに、積極的な展開を図る。
◎関連リンク→ 株式会社トライプロ -
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