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製品・IT
サンテックパワーの太陽光パネル 25年の出力保証
2012年6月28日
太陽光専業メーカー大手で01年創業のサンテックパワーは、世界80か国以上で事業を展開しており、それぞれの地域に合った製品とアフターサービスを提供している。日本法人であるサンテックパワージャパン(東京都新宿区)は、30年以上前から国内で太陽光発電を手がけてきたMSKを前身としている。
産業用の製品は2つあり、メーンとなるのが世界最大クラスのメガソーラー向けのパネル。もうひとつが、同製品と同じセルを使った屋根上設置向けのパネルだ。
世界標準で25年の出力保証が提供される同社の製品は、「多結晶モジュールでは、世界最高の発電効率を誇る」(セールス本部の山時義孝ゼネラルマネージャー)という。最大出力は290ワット、変換効率は14.9%。しかも、この値は「平均ではなく、290ワット以上を約束するもの」とし、「計画以上の出力が期待できる」という。
耐久性が高いのも特徴で、耐風圧2400パスカルが業界では一般的と言われる中、同製品は3800パスカルをクリア。同氏は、「高層式の大型倉庫にも最適。風の強い湾岸エリアでも、波しぶきさえ受けなければ大丈夫」と胸を張る。
最近では、「太陽光発電と蓄電池をセットにし、非常用電源として検討されるケースも多い」という。「(非常時に)倉庫全ての電力をまかなうのは難しいが、温度や湿度の管理など、絶対に止められない一部分に活用することは可能」とし、薬品管理庫などからの引き合いが増えているという。
物流施設に多い、折板屋根にも設置可能。「屋根上は、地上に設置するより安く施工できるため、倉庫や物流センターは太陽光発電に最適の施設」と訴える。「中小企業であれば、導入時に『グリーン投資減税』などの制度を活用することも可能」とも。
倉庫のみならず、メガソーラーや工場など、導入数は徐々に拡大しているが、「残念ながら、まだまだ日本での知名度は高いとは言えない」と同氏。今後は、「太陽光発電『専業』という強みを活かし、パネルの販売を軸にシェアを拡大していきたい」。
◎関連リンク→ サンテックパワージャパン 株式会社 -
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