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製品・IT
JPRとupr レンタルシステムの共同開発と運用に合意
2022年5月27日
日本パレットレンタル(JPR、加納尚美社長、東京都千代田区)とユーピーアール(upr、酒田義矢社長、同)は4月14日、両社のレンタルシステムにかかわる基盤サービス「X-Rental(クロスレンタル)オープンプラットフォーム」の共同開発・運用に合意した。
「X-Rental オープンプラットフォーム」では、①Webポータルサービス②サポートセンターサービス③RTI(リターナブル輸送機器)循環流通サービスを2023年秋以降に提供を開始する予定で、両社は今後、共同で「X-Rental 運営委員会」を組織し、サービスの開発・提供を行っていく。
物流業界においては、深刻化する人手不足を背景とした「2024年問題」の解決や、環境負荷の軽減を目的に、従来パレットを使用していなかった企業や業界が、レンタル方式によってパレットを循環利用するケースが増えている。
両社は、パレットの循環利用の普及を促進し、普及のハードルを取り除くため、2社のパレットの流れが重なり合う物流現場において、それぞれのパレットを返却する手間や、複数のシステムへ入力する煩雑さが生じていた。
そこで、パレット輸送を新たに取り組もうとする企業にとって導入ハードルとなる部分を除くことで、両社はレンタルパレットの循環利用の普及を促進し、人手不足による物流危機の回避や、環境負荷低減といった社会の要請に応えていきたいとしている。
パレットなどリターナブル輸送機器をレンタル提供する企業やシェアリング提供する企業が、それぞれの顧客に提供する機能を共有する基盤となる「X-Rental オープンプラットフォーム」は、2023年9月に運用を開始し、24年以降他の事業者へ公開を行う計画となっている。
◎関連リンク→ 日本パレットレンタル株式会社
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