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    インディバル 改正派遣法対策で「バイトブック」を提案

    2012年10月5日

     
     
     

     ヤフーグループで短期アルバイトの求人サイト「ショットワークス」を運営するインディバル(東京都港区)では、完全成果報酬型の日々雇用サービス「バイトブック」を物流事業者に提案している。今月1日からの派遣法改正に対応するもので、アルバイト募集を行う「媒体」であると同時に、採用企業の「人事部」の業務を代行するサービスがプラスされている。同社マーケットソリューション部の佐藤大輔部長に話を聞いた。
     直接雇用は派遣や紹介でスタッフを集めるケースと異なり、「募集」「応募受付」「面接・採用」「労務管理」「給与支払い」などの業務が、採用企業側に発生する。佐藤部長は、「法改正への対応で100人、200人の倉庫スタッフを必要とする企業が一気に直接雇用に切り替えるとなると、大変な負荷になる」と警鐘を鳴らす。


    1005sa2.jpg 同社の「バイトブック」ではこの手間を軽減し、スタッフの募集はもちろん、「雇用通知書の作成」や「シフト組み」といった、独自の機能を利用できる。所得税丙欄に対応した給与計算や給与支払いまでカバーするプランも用意されており、まさに「短期アルバイトの人事部代行サービス」と呼べる内容。同部長は、「直接雇用に切り替えるとこれまで派遣会社が行っていた業務を全て自社で行わなくてはならないが、この負担をシステムで軽減するのが狙い」と説明する。
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     「シフト組み」の機能では、スタッフの稼働履歴をもとに、「1度働いた人を何度も指定できる」ため、経験者・未経験者をバランス良く配置することで、効率の良い現場運営が実現する。「100人規模の現場であれば、一度働いたことのある人を90人ぐらい割り当てれば、現場は問題なく回る」。一方、雇われるスタッフ側としても、「1社に縛られるのではなく、フレキシブルに働きたい」と考える人にとってはメリットが大きい。
     利用料は1人2500円。初期導入費用は無料で、スタッフを採用し、現場で働いた時点で料金が発生する「完全成果報酬型」だ。募集人数に制限はなく、「業務の繁閑に合わせやすいのもポイント」。
     毎日、同じ現場に「派遣」されてくる、これまでの形態と比べるとどうか。佐藤部長によると、「雇用形態を派遣から直接雇用に切り替えると、生産性が20%上がるというデータがある」という。「バイトブック」を利用することで、「システム利用料を加味しても人件費を抑えることに成功した事例が出てきている」。
     また、「一度採用した人はなかなかクビにしづらい」という悩みがあるが、同サービスでは「日々雇用」であるため、「企業ニーズに合わなかった人は、次の日から採用しなければ問題は起きない」。
     派遣法改正で各社さまざまな対応に追われているが、「コンプライアンス意識の高い物流会社には評価が高い。『1番クリーンなサービス』という声も頂いている」と自信を見せる。
    ◎関連リンク→ 株式会社インディバル

     
     
     
     
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