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製品・IT
東洋マーク製作所 小型ハンディモデルのアルコール検知器がEN規格を取得
2022年7月12日
陸運だけでなく航空・鉄道・船舶業界などでも多く採用されているアルコール検知器を製造・販売している東洋マーク製作所(山内昌人社長、大阪府八尾市)では、遠隔地・中間点呼に最適な小型ハンディーモデルのアルコール検知器「AC―018」についてこのほど、「AC―015」「AC―016」同様にEN規格を取得(2021年12月)した。
同規格は、欧州の国家規格で、性能試験から信頼性試験に至るまで厳格に設計された高度な技術規格となっており、アルコール検知器の品質は世界トップクラスだ。「AC―018」は、「AC―015」および「AC―016」の中間の機種と位置づけられている。
営業部の村田寛和課長は「『015』は多用途に対応した高機能モデル、『016』は携帯用として電話点呼などに最適な単機能モデル。『018』は双方の良い部分を引き継いだモデルでデータの取り出しが可能。内蔵メモリで100件まで保存可能で、microSDにも対応する」と説明する。
また、小型ながらもBluetoothを搭載しており、IT点呼等(スマホと無線通信)での活用が期待される。iPhone・iPadとAndroid双方と連携して使うことができるのも嬉しい。センサーメンテナンスが可能なのも、安心して使用できるポイントだ。
前記の3機種は、電気化学式アルコールセンサを採用しているため、アルコール以外の物質にほぼ反応せず精度の高いアルコール検知能力を有する。
また、高機能据置型のAC―007およびAC―011も事業者に好評で、検査結果をデジタル表示とアナウンスで知らせる。連続検査が可能なため、点呼場での待ち時間が短縮されるのは大きな強みだ。
IT点呼システムや自動点呼システム、デジタルタコグラフとの連携も行っている同社のアルコール検知器。村田課長は「今後は既存の自社システムに改良を加えリリースしていきたい。新しい検知器も現在検討を進めている。これからも、事業者の飲酒運転根絶に向けたお手伝いができれば」と話した。
◎関連リンク→ 株式会社東洋マーク製作所
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