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    LIXIL 金属折板屋根に太陽光発電

    2012年10月16日

     
     
     

     LIXIL(東京都千代田区)では、倉庫などに多い金属折板屋根に最適な太陽光発電システム「ソーラーベース折板タイプ」を発売している。パネル12枚にパワーコンディショナーや架台費用込みで価格は約168万円から。
     販売の基本単位は10kwまで。パネル1枚の発電量が190Wのため、1か所で54枚程度のパネルが敷ける計算。商品部の玉井登主査は、「一般的に、倉庫や工場などの産業用のシステムでは、モジュールとパネルを別々に買って、SIerが設計することが多かった」とした上で、「産業用で10kwという小規模なものを手がけているのは珍しい」と語る。住宅用をメーンに展開してきた同社だからこそのサービスと言えるだろう。


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     販売企画部の堀内良俊主査は、「さまざまなタイプの折板屋根に対応できる金具を用意しており、特に折板屋根の中でも代表的な『重ね式』と『ハゼ式』に対応している」と説明。
     倉庫に多い「ハゼ式」では、端部の重ね部分の巻き込みを金具で締めて固定。丸型・角型のいずれの形状にも対応できる。一方「重ね式」は、躯体と折板の接点であるタイトフレームのボルトに金具で固定。金具のバリエーションは豊富に取りそろえており、「現在は、『88』という溝が浅い物が主流だが、古い倉庫に多い『150』や、海外仕様の『S60』にも対応できる」という。
     ハゼ式は「つかんで固定」、重ね式は「ボルトに固定」するため、いずれも「屋根に穴を開ける必要がなく、漏水などの心配を軽減できる」のがポイントだ。
    lixil5.jpg 架台の素材には、耐食・耐久性に優れたアルミを使用。錆びにくく、メンテナンスの手間も省ける。重さは鉄の3分の1と軽量。玉井主査は、「施工性が高く、工期を短縮できる」とアピール。「溶接が一切なく、全てボルト締め」という施工法も、工期短縮に一役買っている。「パネル36枚、5ー6kw程度であれば1日で済むことも多い」。
     屋上以外にも、地上用のシステムもラインアップにそろえている。「強みはバリエーション」とし、さらに、架台とパネルを一体で提供できるのも同社ならでは。「建物とずっと生きてきた会社。建物のクセも把握した上で、最適なものを提供できる」と両氏は自信を見せる。
     同社商品を取り扱う「認定店」が全国に300店、デポも含めると500店あり、全国対応が可能。「ご相談いただければ、お近くの認定店を紹介する。補助金などの相談にも対応する」(堀内氏)。
    ◎関連リンク→ 株式会社LIXIL

     
     
     
     
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