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    アイビー・システム 携帯電話で配送支援、誤配送激減し好評

    2012年11月6日

     
     
     

     アイビー・システム(蔦井孝典社長、札幌市中央区)が開発・販売している「配送支援システム」が好評だ。安価な月額使用料で、店舗への誤配送を激減させる効果を示しており、道内の有力小売りの配送現場で採用されている。
     同社は、ハートランドフェリーのグループ会社で、業務系・情報系アプリケーションの開発などを手掛け、ivywareシリーズを展開。「荷下ろし店舗の間違いを抑えたい」「店舗ごとの定時配送が守りきれない」といった大手卸と物流企業からのニーズを受けて、ivywareの勤怠管理機能などをベースに配送支援システムを開発した。NTTドコモの携帯電話(iモード)を利用し、誤配送の防止と配送状況の把握を実現している。


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     ドライバーは配送店舗に備え付けられているQRコードを携帯でスキャンし、荷下ろしするカゴ車情報を確認。作業終了後には実績を登録する。管理者は積み下ろしの実績や時刻などをリアルタイムに把握でき、店舗滞在時間も分かる。
     システム開発課の蒲生明博氏は「基本的な機能を、とにかく安く使ってもらえるようにした。導入した大手小売りの配送現場では、これまで意外と多かった誤配送がほとんどなくなった。カゴ車などマテハンの管理にもつながっている」と説明する。
     リリースして約1年が経つが、319店舗配送で238人、285店舗配送で66人、278店舗配送で110人、170店舗配送で37人と、続々と導入が決まっている。ユーザーは道内がメーンだが、本州での店舗配送にも採用が決まっている。
     システムの利用料金は、初期費用は1人1050円、月額使用料は1人315円。ドコモ携帯の使用料と併せても、月額1610円。グループ間の通話・メールは無料なので、通信費の削減にもつながる効果があるという。
     蒲生氏は「現状では、大手卸などルート配送を管理する元請けが運送会社に使ってもらい、運送会社が料金を負担しているケースが多い。運送会社には、配送品質や定時配送をアピールする武器として使ってもらいたい」と語っている。
    ◎関連リンク→ アイビー・システム株式会社

     
     
     
     
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