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    サンコー 命綱で荷台作業時の墜落事故防止

    2012年10月25日

     
     
     

     安全帯と墜落阻止器具を「タイタン」ブランドで展開するサンコー(大阪市淀川区)は、荷台作業時の墜落事故を防止する設備を物流事業者に提案している。いわゆる「命綱」で、従来は建築業界向けに提供していたが、運送事業での労災の大半を占める荷積み・荷下ろし時の事故対策として、物流業界での普及をねらう。
     レールタイプとワイヤータイプの2種類で展開。レールタイプの「エスコートレール」は、レールを天井の梁などに設置し、その下に安全器(二軸ローラー)とリトラクターを取り付ける仕組み。レールに沿ってリトラクターが動き、スムーズな水平移動が可能。2m以内で1点以上の支持金具を取り付ける必要がある。


     ワイヤータイプの「セイフスライダー」は、専用のワイヤーに沿って水平移動ユニット「セイフリンク」を取り付ける仕組み。こちらは6m以内に1点以上の支持金具が必要。いずれのタイプも、ユニットの架け替えなしで支持点を通過できるのが特長。
     同社営業本部の室井秀文常務(写真左)は、「急激な加速がかかった場合にロックがかかる仕組み」で、「レールを設置した範囲内での安全を確保する」と説明。「物流業界でも命綱としてワイヤーロープを使われている現場はあるが、支持点を設けないと『たるみ』が生じるため、地面へ接触するなどの危険性がある」と指摘する。
     従来、同社の製品は、建造物の屋根や橋梁など高所作業が発生する場所に常設置されるケースが多かったという。「2m以上での作業は『高所作業』となり、いったん事故が起こると重篤なものになるケースが多いため、何らかの安全確保策が義務付けられている」。
     物流現場への導入状況について技術課の増田亘宏課長代理は、「オイルターミナルをはじめ、荷主の作業場への導入が多い」が、「積み下ろしが決まった場所で行われる現場では、作業の安全性を高めるためにもぜひ導入頂きたい」と訴える。
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     「セイフスライダー」は、1ライン10mが約35万円。「エスコートレール」は同じく同31万円。いずれも部材単価のみの目安価格で、別途工事費用がかかる。また、部材の選択によって価格が異なるケースもある。安全帯はハーネス型と胴ベルト型の2種類で展開しているが、同社では墜落阻止時の着用者への負担が軽減されるハーネス型を推奨している。
     問い合わせは、電話06(6394)3541番。
    ◎関連リンク→ サンコー株式会社
    トラック運送事業での労災は墜落・転落が最多
    大阪労働局と近畿運輸局が合同で発表した近畿のトラック運送事業での平成23年の労災発生状況では、2390件中86%の2051件が荷役作業中に起きており、そのうち、墜落・転落による災害が最も多く、28%を占めている。
     さらに深掘りすると、その約7割(66%)が荷主や配送先で発生していることから、「労災防止には荷役作業時の作業環境を管理する荷主の積極的な関与が不可欠」として、近畿運輸局と近畿二府四県の労働局が共同で201の荷主団体に安全対策を要請している。

     
     
     
     
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