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フォロフライ 平ボディタイプのEV開発 最大積載量は約1t 満充電で約300km走行
2022年8月12日
電気自動車(EV)の設計・開発・販売から安全管理まで手がけるフォロフライ(京都市左京区)は昨年10月、国内自動車メーカーとして初めて国外生産による1tクラスの宅配用EVのナンバー交付を受けた。これに伴い、SBSホールディングス(東京都新宿区)が協力会社の車両も含めて、中期的に1万台程度のEVを導入する計画を発表している。
フォロフライでは現在、バンタイプの「EV F1 VAN」、平ボディタイプの「同TRUCK」を日本の運送事業者に提案している。
中国で生産されているEVを日本仕様に設計変更したもので、いずれも最大積載量は約1t。満充電で約300km走れるバッテリーを搭載している。
中尾源COOは、「右ハンドルへの変更だけでなく、安全性も大手メーカー基準に準拠しており、保証期間も国産メーカーより長く設定している」と説明。「ラストワンマイルでの活用を睨み、バンタイプを発表したところ、冷蔵車のニーズも多く、平車の開発に着手した」と振り返る。
車両価格は410万円。さらに、今年7月から日本自動車輸送技術協会(JATA)の「環境配慮型先進トラック・バス導入加速事業」の補助金対象に認定され、最大88万4000円が補助される。「この補助金の適用で300万円台での導入が可能となっており、さらに価格優位性が高まっている」。
販売面では大手総合商社の丸紅(同千代田区)が正規代理店として展開。中尾氏は、「納期3か月というスピーディさ、ガソリン車にも引けを取らない車両価格に加え、大手と組んで提供する充実したアフターサービスも強み」と胸を張る。「環境対策が叫ばれる昨今、荷主からのSDGsの要請にも当車両なら応えられる」とし、「これからも顧客の声を聞き、開発を進めていきたい」と語る。
◎関連リンク→ フォロフライ株式会社
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