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製品・IT
パシフィック湘南「ワンタッチコールNEO GO」販売開始 物流センターの待機現場に提案
2022年9月21日
パシフィック湘南(神奈川県茅ヶ崎市)は、フードコートなどで使われる呼び出しベル「ワンタッチコール」を応用し、工場や物流センターの待機現場に提案。8月からは、行き先表示呼び出しシステムを備えた新製品「ワンタッチコールNEO GO」の販売を開始した。
「従来、フードコートなどの呼び出しを想定して『呼ぶ』ことに特化していたが、当製品では簡単なメッセージを表示できるようになった」と切り出すのは、営業推進課の阿蘇品正仁課長。「簡単に呼び出せることが好評だったが、一方で『呼ばれたがどこに行けばいいかわからない』という声も少なくなかった。そこで、『2番バースへお越しください』といったメッセージを表示できる当製品を開発した」と語る。
メッセージは送信機のAからJまでの10個のボタンに割り当てられ、呼び出したい番号とともに押すだけ。文章は工場出荷時に設定可能で、「2段にしたり、流れ文字にするなどカスタマイズいただける。変更の場合は預かり対応となる」という。
また、受信機に信号が届いたか送信機のランプ点灯で判別できるアンサーバック機能も追加。「受信が完了すると緑のランプが点灯し、届かない場合は赤色で点灯する。一目で漏れを防げる」と胸を張る。
呼び出し音はメロディ3種類、ピーピーと鳴るブザー音3種類から選べる。「音量もそれぞれ選べるため、お好みで選択いただければ」。
同製品は特定小電力無線のため、通信料が無料。「電波帯は他製品の干渉が少ない新方式を採用した。見通し距離も従来の150m程度から200m―500mに大幅に延伸した」。
阿蘇品課長は、「プライバシーへの配慮やコンプライアンスの関係で、ドライバーさん個人のスマホの電話番号を聞くことに抵抗を感じる場合もある。一方、アプリなどのシステム導入はコストや運用変更が大がかりになってしまう」と指摘。「当製品であれば、これまでの運用を大幅に変えることなく利用いただける」。
大手自動車メーカーでも既存システムと連携運用されているという「ワンタッチコール」。同課長は、「パソコンなしで本体だけで設定でき、電源を入れればすぐに利用いただける。この簡単さも魅力」と自信を示し、「大手通販倉庫では当社のアンドンシステムを導入いただいており、あらゆる『呼ぶ』に応えられる。ざっくりとしたお悩みにも親身になって相談に乗りたい」と語った。
◎関連リンク→ 株式会社パシフィック湘南
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