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    アヤリーシステム 10万円でデジタコ機能提供

    2013年3月21日

     
     
     

     アヤリーシステム(福岡市中央区)は、自社開発の運行管理システム「安心太助」を軸に、運送事業者向けに多様なサービスを展開している。そのひとつが、ドラレコとデジタコを一元化した「ムービーデジタコ」。本田隆信社長は、「4年前に発売して以来、好評で、導入実績を着実に積み重ねている」と胸を張る。
     同システムは、ドラレコの映像情報とデジタコの運行データを「安心太助」上で一元管理できるというもの。ドラレコを導入しても、「映像をすべて見ている時間がない」「危険箇所を探し出すのが大変」といった現場の運行管理者の声をもとに開発された。


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     「安心太助」上の日報データから数クリックで見たい動画がすぐに再生される仕組み。録画された地点もデータとして取得可能だ。「ユーザーからは、『まさにこれだ』という声をたくさんいただいた」とし、現在では九州だけにとどまらず、全国で2000台余りが導入されているという。また、ドライバー向けの安全講習会のツールとして活用している企業もある。
     同社長は、昨今のドラレコ市場の多様化について、「ユーザーが求めるコストパフォーマンスの良いハードを用意する必要がある」と分析。そこでタイアップを始めたのが、トム通信工業製のドラレコ「TOMコーダー」だ。
     同製品は、価格面だけでなく、前方を2つのカメラで記録し、ビューア上で掛け合わせる仕組みで、広角レンズよりも広く、きれいに撮れるのが特長。横からの事故にも対応できるという。「『安心太助』と『TOMコーダー』、お互いの利点をうまくコラボしながらユーザーに強く訴求していきたい」と意気込んでいる。
     さらに現在、注力しているのが「10万円デジタコ」。型式認定こそ取得していないものの、10万円という破格でデジタコの機能を提供する。データ管理はもちろん、「安心太助」で行う。シンプルな設計で機能を絞っているが、「運行を的確に管理したいという本来の目的は十分に果たせる」と自信を示す。「安心太助」での長年の実績もあり、システムの出来に「我々はソフトで勝負する」と語る。
     すでに全国から引き合いがあり、春先に向けてPRに力を入れていく構え。「従来の半分以下の価格はインパクトが大きいはず。ぜひ採用してほしい」。
    ◎関連リンク→ アヤリーシステム株式会社

     
     
     
     
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