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    アイニックス 音声認識で効率向上「POT Voice」

    2013年5月17日

     
     
     

     「ハンズフリーとアイズ(視線)フリーで作業効率を向上させることが出来る」と話すのはアイニックス(東京都目黒区)西日本営業部の加藤稔氏。同社が販売する音声ピッキングシステム「POT Voice(ポットボイス)」は、ドイツのトップシステム社の音声認識エンジン・トップスピーチ・リディアを使用しており、欧州では1000件以上の導入実績を誇っている。
     作業者がシステムからの行き先や棚番、出荷数量などのアナウンスの指示に音声で返答しながら作業を進める仕組みで、画面を見て作業せずに済むほか、両手が自由になることで作業効率と出荷精度の向上と改善に加え、作業安全性も高められるシステムだ。


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     加藤氏は「聞きやすい自然音声で、指示を受けながら作業ができるので効率的」と説明。また、音声登録がいらない不特定話者方式を採用しており、「誰でも簡単に使用できる。また、人員の異動など簡単なトレーニングで運用ができる点など業務用として最適」という。さらに、「棚番号を目視で確認するため、バーコードがなくても運用が出来ることも大きい」と補足する。
     また、既存のERPやWMSと連携して使用できるほか、SAPサーバーにダイレクト接続する通信オプションも可能。様々な現場の用途に合わせたカスタマイズに対応。
     参考価格は、音声ターミナル10台までの使用ライセンスが100万円。10台使用した場合の概算価格は約800万円という。「機器だけの価格を比べると高く感じるが、ハンディーを落とすなどの機械損失のほか、人員や作業の効率面を換算すると総合的には低コストに抑えられる」と説明する。
     同氏は「基本のピッキングに加えて、入荷・入庫・棚補充・棚間移動・棚卸しなどにも対応できる」と話し「入出荷ミスの防止やハンズフリー・アイズフリーで誰でも簡単に作業が行えるので、作業効率の平準化が図れる」と話す。
    ◎関連リンク→ アイニックス株式会社

     
     
     
     
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