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製品・IT
不二倉業 システムキューブの「こまやか」導入
2013年8月5日
不二サッシの100%物流子会社、不二倉業(東京都品川区)では現在、グループ外への営業活動にも注力している。アルミ関連以外にも、食品や医療品、自動車関連の部品など、多岐に渡る荷物を運んでおり、外販比率は年々高まっているという。
千葉県に東日本物流センター、大阪に関西物流センター、熊本に西日本物流センターを保有。物流管理センターの浜崎哲男部長は、「グループ内では物流費削減の提案を行う一方、長距離便では帰り荷の一般貨物を確保し、積載効率を高める努力をしている」と現状を話す。
同社では、システムキューブ(和歌山市)が開発・販売を手掛ける運送管理システム「こまやか」を昨年導入。導入の決め手となったのが、「Excelのシートで入力できる」点。また、それまでのシステムでは、「明細を作って、そのデータをさらに請求書に打ち込むという二重の作業が発生していた」が、同システムでは「一度の入力で請求書まで打ち出すことができ、業務の迅速化が図れた」点もポイント。導入当初は、現場に戸惑いの声もあったというが、「システムキューブの担当者がきめ細かく対応してくれたことで、すぐに解決した」。請求書のフォームや締め日の違いなど、拠点ごとのカスタマイズも行われた。
「発注書や売上集計表の作成など、これまで同様にExcelでデータの加工ができるのが便利」と、同システムの持つ「汎用性」も評価。「移行時もストレスなく、スムーズに行うことができた」と振り返る。昨年6月に導入を決定し、9月から試運転を開始。10月分からは全て新システムからの請求書発行に切り替え、「3か月ほどで細かな修正も終わった」という。
また、請求書の印刷費削減という副産物も。「これまではドットプリンターで打ち出していたため4枚綴りで30円ほどかかっていたが、新システムでは普通紙に印刷できるようになった」という。同社では今回のシステム刷新を契機に、外販物流のさらなる拡大に取り組んでいくとしている。
◎関連リンク→ 株式会社システムキューブ【こまやか】 -
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