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    TTSグループ トラック向けリビルド(再生)ターボ拡大

    2013年5月17日

     
     
     

     リビルド(再生)ターボチャージャーの販売を手がけるTTSグループ(東京都大田区)では、トラック用の取り扱いを拡大している。TTSホールディングス(同)の西和己CEOは、「リビルドターボの分野では国内で最大のシェア。乗用車からトラックまで月間で1800ー2000台を取り扱っており、トラックに限って言えば、400ー500台を販売している」と胸を張る。
     主な販売先はトラックディーラーや部品卸、商社など。「05年からは4トン車以上の全てのトラックにターボが搭載されている」ことが追い風になり、3年ほど前からトラック向けの販売が急増しているという。


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     トラックやバスに多く搭載されているVGS(可変ノズル式)ターボの可変ノズル部分は、高温かつ無潤滑の環境で使用されるため、「自然に摩耗が進んでしまい、定期的に交換する必要がある」という。にもかかわらず、「これまでは交換の必要性に関して認知度が低く、車両購入時に理解しているユーザーはほとんどいなかったのではないか」と指摘する。
     現在は認知も進み、「交換時に、安く良質なターボチャージャーを入手することが車両管理で重要視されるようになってきている」。新品のターボチャージャーが約50万円する場合、「当社のリビルド品では半額程度に抑えられることが多い」。
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     販売する際に、それまでユーザーが使っていた破損ターボチャージャーを返却してもらうというのが同社のビジネスモデルだが、「返却いただくターボの状態が悪くても、リビルド品の代金だけで追加料金は発生しない。あくまで、リビルド品と使い古した製品の『交換』という形を取っている」という。
     これを同社の専門工場で分解、洗浄、加工を行い、全国5か所の拠点に在庫として保管。「ほとんどのエリアで注文いただいた翌日の午前中には納品可能」とし、「車種ごとの対応品番も全てデータ化しており、すぐに割り出すことができる」という。
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     同社が自信を持つのが、「何よりも品質」。西氏は、「リビルドだからこそ新品以上の品質を求め、メーカーの基準よりも厳しくしている」と説明。「ディーラーだけでなく、部品卸や商社からも工場見学の依頼が増えている」とし、「これだけしっかり設備の整った工場でターボを甦らせているということを、ぜひ見てほしい」とアピールする。
    ◎関連リンク→ TTSグループ

     
     
     
     
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