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    西川コミュニケーションズ 剥離紙を使用しないラベルシステム

    2013年7月22日

     
     
     

     印刷とITの融合で顧客のソリューション実現を図る西川コミュニケーションズ(西川輝男社長、名古屋市東区)はこのほど、剥離紙を使用しない印字ラベル(ライナーレス・サーマルラベル)「ニコラベル」およびオートラベラー「NLー30C」を開発。
     


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     従来のラベル発行システムは、ラベルを剥離紙から剥がして貼り付ける方式で、そこから発生する剥離紙は産業廃棄物として1トンあたりおよそ1万円をかけて廃棄処分されていた。しかし、同製品はこうした従来製品と違い、現場で剥離紙が発生しないことから廃棄コストが削減できるほか、二酸化炭素の排出削減にも大きく貢献する。
     また、剥離紙がない分、ラベルの巻枚数が約1.6倍に増加するので、ラベル交換のためにラインを停止する頻度が減少し、生産効率がアップするメリットもある。特長としては、従来のシール印刷業者と異なり剥離剤と水性エマルジョン粘着剤を自社工場で塗工する技術を確立し、さまざまなパターンでの粘着剤塗工を可能に。
     同社は商業印刷分野で100年以上の歴史を持ち、東海地区で印刷業のリーディングカンパニーとして業容を拡大させてきた。ラベル事業部を3年前に立ち上げ、産業印刷分野に参入した。今回、開発したシステムの初号機は早速、大手卸売業者「あらた」の江南センターで採用され、7月からの本稼働に備えている。今後は物流の3PL事業者やマテハン事業者など積極的に営業展開していく。
    ◎関連リンク→ 西川コミュニケーションズ株式会社

     
     
     
     
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