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製品・IT
シナモンAI 物流DXの事例と今後の展開について
2023年5月31日
物流、製造などサプライチェーンに跨がってAIとデータの活用を進めるシナモンAI(平野未来代表、東京都港区)はDX支援ソリューション「MITA」を今年から展開する。
同ソリューションはAIによる画像ならびに音声認識機能を用いて情報を収集し生産性向上に向けて活用していくもの。すでに同社サービスは空港のケースマーク認識や物流事務におけるルーチンワークの簡易化、自動化で活用されているという。
同社担当者は「高齢化と人口減が進む日本においては、ベテランが離脱し人手不足が加速する中でも安定した生産性を確保できる中長期的な目線を持った体制が必要となる」と分析。
中でも「当社の実績でも、高度とされていた業務がAIの画像認識やアナログデータの構造化を通じ、自動化、簡易化された例がある。ベテランが必要だった空港貨物のケースマーク認識を機械化し高度業務と差別化させられたのもその一つ」としている。
同社はこうしたタスクシフトを推進しながらデータ収集を支援することでDXを実現していくという。同氏は「まだまだ規制があり、スピード感の面でも課題が残っているのは事実。スモールスケールでの成功事例を重ねて認知度を高め、業界の枠を越えて収集されたデータを基に新たな物流サービスを企画する、といったプロジェクトにチャレンジしていきたい」と話す。
◎関連リンク→ 株式会社シナモン
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