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製品・IT
シー・エス・ピー 紙製パレット、丈夫で水に強く繰り返し使用可
2014年1月6日
シー・エス・ピー(高木歳夫社長、神奈川県平塚市)では厚板紙で作成したリターナブル可能な紙製パレットを製造、販売している。「特長は紙とは思えない強度と、紙だからリサイクルできる点」と高木社長。大手企業での工場間輸送で使用されているという。
同社の厚板紙は水分と湿度が浸透しにくい構造で、厚板紙は何層にも張り重ねると紙に反りが出てしまうが、独自の技術で反りを抑制している。
この特殊な厚板紙で作られた紙製パレットは繰り返し利用でき、1トンの段積みも可能。高湿度、床面の水濡れ、結露などの条件でも強度劣化しにくい。
木製やプラスチック製のパレットに比べて3割ほど軽量化できる。また、もともとの厚板紙の原料が他の用途に使用した原紙を再利用したもので、使用後は製紙原料にリサイクルできる。製造から使用時、さらに廃棄に至るまで環境に対応した物流資材といえる。
圧縮試験結果では、80秒加圧、300KNで目立った変異は見られなかったという。テレビ番組でこのパレットに自動車を載せた実験では、約2.5トンまで耐えられるほどの強度があったという。
形も要望に沿って作成できるので、梱包資材とパレットを一体にした梱包資材の製造などが可能だ。
◎関連リンク→ 有限会社 シー・エス・ピー -
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