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    オレンジ・ジャパン 多彩な車両に対応可能「TP Checker」

    2014年3月14日

     
     
     

     オレンジ・ジャパン(東京都新宿区)は、タイヤ空気圧・温度モニタリングシステム(TPMS)「TP Checker」の開発・販売を展開している。
     同システムは、タイヤの空気圧と温度を送信機内のセンサーで直接計測し、その情報を無線で車体側の受信機に送信。ドライバーは、車内のモニターでタイヤの状況を常に把握できる。低空気圧、高空気圧、高温など異常が起きた場合は、表示と音でドライバーにいち早く警告する。警告を行う値は、積載量や嵩の大小、季節ごとの外気温などにより、ユーザー側で任意で設定できる。水谷忠彦営業部長は、同システムについて「燃費向上やタイヤの偏摩耗を防ぐ効果が期待できる」と話す。


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     また、「ハブベアリングの焼き付きや、ドラムブレーキのひきずりなど、目視点検では分からない異常も察知でき、トラブルを事前に防ぐことにつながる」とし、「メンテナンスコストの削減はもちろん、輸送品質の向上を実現する」とアピール。「ジャストインタイムが求められているいま、タイヤトラブルでの遅延は最悪の事態」とし、「特にタイヤのバーストなどは未然に防ぐことが重要」と話す。
     適正な空気圧の管理は安全だけでなく、燃料コストの削減にも寄与する。同部長は、「1本のタイヤでは微々たる数字であっても、12輪で保有台数も掛け合わせれば莫大な数字となる」と説明。「問い合わせも年々増えてきており、コストや安全に意識的なユーザーが、いろいろな対策をやり尽くした後にTPMSに行き着いているようだ」。また、「シングルタイヤの導入時に、合わせて導入されるケースも多い」とし、「時代の流れに合ってきたのでは」と盛り上がりを分析する。
     昨年10月には新たなバージョン「HT430」を発売。2輪から30輪まで、平ボディーやトレーラなど多彩な車両レイアウトに対応可能だという。
     5インチのモニターに、ポジションごとに数値を表示。操作はタッチパネルで簡単に行うことができ、「すべてのタイヤ情報をIDで管理しているため、タイヤローテーションを行った際にも、いちいち入力し直す必要がない」とメンテナンス性の向上も実現させている。トラクタヘッドとトレーラシャシーを連結する際も、容易に管理できる。
     また、新たな取り組みとして、富士通グループのトランストロン(横浜市港北区)と協業。同社のクラウド型運行支援サービス「ITP─WebService」の標準機能としてTPMSとの連携機能が追加された。
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     水谷部長は、「カスタマーサポートセンターを設置し、アフターサービスの充実も図っている。TPMSの市場をさらに広めていきたい」と展望する。
    ◎関連リンク→ 株式会社オレンジジャパン

     
     
     
     
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