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    住友ゴム工業 低燃費と耐摩耗実現「エナセーブSP688」

    2014年5月22日

     
     
     

     住友ゴム工業のエナセーブSP688(エスピーロクハチハチ)は、タイヤの転がり抵抗を34%低減し、燃費性能を大幅に向上した低燃費オールシーズンタイヤ。「低燃費性能」「耐摩耗性能」の両立をコンセプトに作られた製品で、国交省が推進する「トラック輸送における省エネ対策(燃料高騰対策)」で、エコタイヤ導入助成の対象になっている。
     エナセーブSP688は、ブロックが縦長の新パターンを採用し接地面積を増加。また、ブロック間をつなぐ役割をする「タイバー」を採用することでブロック剛性をアップさせ、パターンの変形を抑制した。


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     ダンロップタイヤ営業本部生産財部の西岡隆課長によると、「路面に接地するトレッド部のパターン変形が抑制され、エネルギーロスを抑える。前に進む力を効率よく伝える」という。その結果、転がり抵抗は汎用オールシーズンタイヤSP670に比べ34%低減した。
     また、路面に接地するトレッドの部分に新カーボンを採用することで、低燃費でありながら従来製品よりも耐摩耗性能は20%向上したという。
     昨年、福島県の白河で行った高速道路での公開燃費テストでは、燃費が13%向上するという結果が出ている。一般的に、転がり抵抗低減値の20%前後が燃費の向上値になると見込んでいるが、高速道路のような路面が安定した道路で一定の速度で走るなど、条件がそろえばそれ以上の効果が期待できるという。
     西岡課長は「大型車で走行主体が高速道路(使用率70~80%以上)、また、燃費向上やエコドライブを推奨している事業者の方におすすめしたい」と話している。
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     今回のエコタイヤ導入助成には、リブタイヤのSP128も対象となっている。
    ◎関連リンク→ 住友ゴム工業株式会社

     
     
     
     
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