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    NEC 「くるみえ」が3G通信に対応

    2014年7月29日

     
     
     

     NECは、ドラレコを活用したクラウドサービス「くるみえ」を販売。同サービスは、安全に対する意識向上や、保険料の実質値上がりなどを背景にユーザーが拡大しており、現在の導入数は200社・約9500台を数える。ユーザーからは、「導入後1年で事故が53%減少」「保険料の割引率で70%を維持」「稼働の少ない車両を削減し、台数の適正化が図れた」といった効果が報告されている。
     システムデバイス事業部の上坂直弘マネジャー(写真右)は、「事故の未然防止はもちろん、事故が起きた場合の対応でも役立つ」と説明。シニアエキスパートの牛島圭氏は、「日報作成の効率化やエコドライブによるコスト削減などにも寄与する」と付け加える。


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     同サービスでは、これまで収集した大量の実績データをもとに、独自の判定指標を用いて急減速や急加速などの種別ごとに10段階で「危険度」をランク付け。牛島氏は、「加速度などの〝しきい値〟を超えたかどうかだけを見るのではなく、様々な条件を掛け合わせて危険度のレベルを割り出している」と説明。上坂氏も、「客観的に危険運転を見極め、ドライバーとコミュニケーションを図りながら注意喚起していくことが可能になる」と自信を示す。
     帳票類も充実しており、3種類の運行日報や得点表示、月報などの作成が可能。「得点をランキング化し、報奨制度を設けているユーザーも多い」。
     ヒヤリハットが起こった際には、地図と速度、発生前後の静止画3枚をセットにした「報告フォーム」を自動的に作成。ドライバーや運行管理者のコメントを入れることができる。
     月額利用料は1台2000円。年間契約制で10台から利用できる。従来はSDカードを介してデータのアップロードを行っていたが、新たに3G通信に対応した新機種のドラレコをラインアップし、6月からサービスを開始する。「ドラレコ買い取りを含む初期費用と通信料、利用料を合わせて、10台の利用で年額93万円程度を予定している」という。
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    ◎関連リンク→ NEC(日本電気株式会社)

     
     
     
     
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