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    共立物流システム コンテナレンタルが好調

    2014年8月6日

     
     
     

     共立物流システム(神吉清二郎社長、大阪市中央区)は、物流機器メーカー兼商社として製造・販売を行っている。コンテナのレンタル事業も10年程前から開始しており、売り上げは順調に増えているという。
     設立は昭和44年3月で、今期で46年目を迎えている。「売り上げのうち7割は液体用コンテナ」と話す神吉社長。「液体コンテナ業界では、量・質ともにトップを走っている」という。他にも粉体用コンテナ、パレットなども扱う。


     同社の主力商品と言えるのが、折りたたみ式液体用コンテナ「タフテナ」だ。内装ポリ袋が使い捨てで、洗浄作業が不要。組み立て・折りたたみ作業はいずれも一人1分程度で完了する。タンクは金属・ステンレス製で、底部排出使用となっており、25度漏斗型完全液出し方式により高粘度な内容物も液が残らない方式だ。
     現在、「タフテナ」のレンタルが増えているとした上で、「必要な台数を無駄なく利用でき、内袋は使い捨てなので洗浄しなくてよい。トータルコストを考えると導入メリットは大きいはず」と説明。同社としても今後、「レンタルを増やしていく。安定した収入を得ることが出来て、消耗品の売り上げにも期待できる」(同社長)という。
     「タフテナ」は同社長が開発した商品で、「長年、この業界に携わってきた集大成」と、その使いやすさに自信を見せる。「先代が原型となる折りたたみ式を作ったがヒットしなかった。その後、作業性などを追求して完成させた。現在は、150社以上に使っていただいている」。
     200Lのドラム缶型のコンテナ「ドラムコン」は、世界初の下部排出型内装ドラムで架台付き。フォーク・ハンドリフトに対応し、2段積みも可能とする。内装ポリ袋は、メタロセン使用の2重内袋で内部への直接充填により外気に触れず異物混入を防止。
     パレットでは、液晶フィルムの輸送用パレットや、粉体用コンテナでは木のパレットと段ボールを組み合わせたバックインボックス方式のコンテナなど顧客の目的に応じて様々な商品の開発に取り組んでいる。
     同社は「工場を持たないメーカー」として、企画・設計開発・試作などを行っており、製作は国内外の協力工場に委託している。「フレームは海外の信頼できるパートナー企業と連携し、当社が指導しながら協力してやっている」と話す。
     同業他社との関係について、「同じような商品を作っている会社が多くあり、価格競争に巻き込まれてしまうリスクがある。オンリーワン的な商品で差別化を図り、安定的な売り上げにつなげたい」とし、「競争が当たり前の業界で、ライバル会社と良い意味で切磋琢磨していきたい」とした。
    ◎関連リンク→ 株式会社共立物流システム

     
     
     
     
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