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製品・IT
富士ソフト 5万円のデジタコ発売
2014年7月3日
富士ソフト(横浜市中区)は、「安価で標準機能が全てそろう」というコンセプトで開発し、国交省の型式指定も取得したデジタコ「FSDTー01」の発売に注力している。
本体価格は5万円(工事費別)と低価格ながら、1台で業務に必要な機能を網羅。GPSやGセンサーを搭載しているだけでなく、帳票類やアプリケーションも標準装備している。リアルタイムでの運行管理には対応せず、拡張性も制限したことで、低価格を実現している。
プロダクト・サービス事業本部の平岩裕企画グループ長(写真右)は「国交省がまとめたアンケートなどを見ると、これまでのデジタコは、様々な機能が付き過ぎて使いこなせない上に、価格が高いという意見が多かった」と指摘。「ユーザーの『できるだけコストを抑えたい』という要望に応えた」と同製品開発の経緯を説明する。付属ハーネスで、「取り付けコストも大幅に削減可能」とも。
オプションとして1万5000円で販売している「ステータス入力パッド」を活用することで、「実車/空車」「高速/一般」「荷積」「待機」「休憩」などの状態管理もできる。
勝又繁セキュリティソリューション営業グループ長は、「後発メーカーとして、既存製品に手を出されなかったユーザーをターゲットにし、安心・安全をサポートすることで社会に貢献していきたい」と説明。「導入コストを抑え、浮いた資金を福利厚生に当てて従業員に還元したり、新たな安全投資に回したりしていただきたい」と同製品の意義を語る。
「当面は直販と代理店販売で展開していくが、近い将来、Web販売も検討している」とも。「オリンピックへ向けて人手不足が加速する中、少しでも業界のお役に立つことができれば」と話す。◎関連リンク→ 富士ソフト株式会社
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